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就学相談や小学校の準備だけじゃなく、放課後等デイサービスも選んでおきたい
放課後等デイサービスの選び方を知りたい
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、放課後等デイサービス(放デイ)の選び方や探し方を紹介します。
未就学児が通う児童発達支援(児発)や小学生以上の子供が通う放課後等デイサービスは、障害のある子供の放課後、長期休暇の居場所のひとつです。
放課後等デイサービスは子供たちそれぞれの困り事の改善、対処や宿題のフォロー、保護者への育児相談などを行ってくれます。
放課後等デイサービスの数や特徴はお住まいの地域によって異なるため、小学校入学前から調べておくと安心です。
我が家の場合は、対象年齢や送迎の有無、そして何より子供が喜んで通いたがるかを基準に放課後等デイサービスを選びました。
本記事では、小学校入学後に通う放課後等デイサービスを選んだ経験を活かし、放課後等デイサービスの選び方を紹介します。
- 8歳娘・5歳息子を育児中
- 息子は急性脳症の後遺症で弱視+軽度知的障害
- FP2級・Webライター歴8年
児童発達支援・放課後等デイサービスの選び方
児童発達支援や放課後等デイサービスを選ぶときには、対象年齢や送迎の有無などの条件面の他に、子供が通いたがるかなどを基準にすると良いでしょう。
児童発達支援や放課後等デイサービスの選び方は、下記の通りです。
- 対象年齢
- 送迎の有無
- 預かり時間
- 支援内容
- スタッフの雰囲気
- 施設の雰囲気・清潔感があるか
- 子供が通いたがるか
それぞれ詳しく解説していきます。
対象年齢
まず、施設が受け入れている対象年齢を確認しましょう。
余談ですが、1歳半で発達の遅れや特性を指摘され、2歳頃から児童発達支援に通うことが多いため、施設年齢受け入れは0歳からでも2歳以降に通い始める子供が多いようです。
一方、放課後等デイサービスは小学生から高校生までの子供を対象としていますが、こちらも施設によって高校生は受け入れ不可などとしている場合もあります。
見学や説明会参加時に通っている子の年齢を聞いておくと安心です!
送迎の有無
次に、送迎サービスがあるかどうかを確認しておきましょう。
- 自宅もしくは学校へのお迎え
- 放課後等デイサービスから自宅への送り
上記をしてくれる施設の場合、基本的に保護者の送迎が不要なので非常に便利です。
私は車の運転が苦手なので、絶対送迎付きの児童発達支援や放課後等デイサービスが良いと思っていました
なお、送迎サービスを行っている施設でも、送迎可能な範囲を決めている場合があります。
他の利用者との兼ね合いもあるので「どの辺りの学校や自宅であれば送迎してもらえるか」「利用者はどこに住んでいる子供が多いのか」なども確認しておきましょう!
預かり時間
施設の預かり時間も、大切なポイントのひとつです。
理想を言えば、子供がじっくり遊べる、かつ、自宅や学校の活動に支障をきたさない程々の預かり時間が良いですよね
放課後等デイサービスの場合、一般的には学校の終わりから夕方までの時間帯に子供を預かってくれることが多いです。
息子が通う児童発達支援兼放課後等デイサービスも放課後から17時までが預かり時間です
また、長期休暇や祝日に利用する場合の預かり時間も確認しておきましょう。
息子の通う施設は長期休暇中や祝日の預かり時間が10時から15時なので、何だかんだ用事をすませているとあっという間だなと感じます。
支援内容
児童発達支援や放課後等デイサービスが提供してくれる支援内容も確認しておきましょう。
- 子供の困りごとを少しでも解決したい
- 子供が好き、興味のある分野に特化した支援を受けたい
- 集団での遊びを多く取り入れた施設に通わせたい
上記のように、保護者や子供によってニーズが異なるはずなので、自分たちに合う施設を目指しましょう。
私の場合は、息子が支援級にしろ支援学校にしろ、学校生活は少人数になることが予想されるため、放課後の居場所作りや友達と遊ばせるために児童発達支援や放課後等デイサービスに通わせています。
なので、習い事のようにきっちりカリキュラムが決められている施設ではなく、宿題フォローと自由遊び中心の施設に決めました。
児童発達支援や放課後等デイサービスは複数の施設を併用もできるので、決め切れない場合は複数の施設を利用するのもアリだと思います!
スタッフの雰囲気
児童発達支援や放課後等デイサービスに子供を通わせるのであれば、スタッフの雰囲気も非常に重要です。
安心して任せられるスタッフのいる施設を選びましょう。
子供に対して優しく接してくれるのはもちろんですが、リスク管理ができている、他の子とトラブルになったときに対処してくれるなども重要かと思います。
施設の雰囲気・清潔感があるか
児童発達支援や放課後等デイサービスの見学時には、施設の雰囲気や清潔感も確認しましょう。
子供が過ごす場所なので、清潔かつ安全な環境を選びたいですよね
我が家の場合は、ちょうど近所でオープンする放課後等デイサービスがあったので、オープンと同時に通うことを決めました。
工事が完了したばかりの施設なので、非常にきれいです!
施設見学の際には、防災グッズの確認や子供が勝手に出ていくことを防止する仕組みなども確認させてもらいました。
子供が通いたがるか
最後に、一番大切なのは子供自身が通いたいと思うかどうかです。
我が家は予定が空いてたので、家族全員で説明会と見学会に参加しました
説明会と見学会では保護者が話を聞く間にスタッフさんが子供たちを見てくれていたのですが、定型発達の娘すら「通いたいな」「ここで遊べる弟くんが羨ましいな」と言うほどでした。
息子が児童発達支援に通い始めて1ヶ月と少し経ちますが、一度も「今日は行きたくない」と言っている姿を見たことがありません
【体験談】年長の夏に児童発達支援・放課後等デイサービスの契約をしました!
弱視+軽度知的障害の息子は、年長の夏に児童発達支援および小学校以降も通う予定の放課後等デイサービスを契約しました。
STとOTは病院でのリハビリを受けていたのですが、頻度が少なかったこととその病院では小学生以上は受け入れていないことが、あたらしく児童発達支援を契約する決め手でした。
X(旧Twitter)などでは、子供に合う児童発達支援や放課後等デイサービスが見つからない、児童発達支援や放課後等デイサービスと相性が合わないのでやめるなどという投稿を目にすることもあったので、とんとん拍子で決まり驚いています。
息子が児童発達支援・放課後等デイサービスを決めたときの流れを簡単に紹介していきます。
- 新規オープンの児童発達支援・放課後等デイサービスの見学会に参加する
- 受給者証を取得する
- 年長夏から児童発達支援にお試しで通う
それぞれ詳しく見ていきましょう。
新規オープンの児童発達支援・放課後等デイサービスの見学会に参加する
息子が通う病院でのリハビリは未就学児対象だったため、小学校入学後に通う放課後等デイサービスを探さないとな、と年長の6月くらいには思っていました。
夫に自治体のHPをチェックして、通えそうな放課後等デイサービスをピックアップしておいてと頼んでいたところでした
そんなとき、自宅近くに新しくオープンする児童発達支援・放課後等デイサービスのチラシが入っていたので思い切って説明会と見学会に参加してみました。
スタッフさんの雰囲気も良かったですし、息子も楽しそうにしていたこと、何より新規オープンで枠が空いていたことが理由で見学先の児童発達支援に通うことを決定。
本格的に探し始めて数週間も経っていなかったので、驚きです
受給者証を取得する
今まで病院でのリハビリしか経験しておらず、息子は受給者証を持っていなかったのですぐに受給者証の申請をしました。
たまたま就学相談にあたり、愛の手帳を取得していたことや既往歴があるのですんなり受給者証の申請は通過しました。
我が家の場合は申請から2週間ほどで申請が認められ、それから1週間くらいたって受給者証が手元に届きました
年長夏から児童発達支援にお試しで通う
年長の夏から、まずは児童発達支援に週3回通うことにしました。
お試しで無理だったり子供が嫌がったりするならやめればいいよね、と思っていましたが息子は毎日楽しそうに通っています。
小学校入学後も楽しんで通ってくれたら嬉しいです!
民間の放課後等デイサービスに通うのは、小学校入学以降で良いかなと思っていたのですが、今考えると入学でストレスがかかるときに新しい放課後等デイサービスも加わると親子共にパンクするので、児童発達支援から通えてよかったです。
余談ですが、息子が通っている2024年夏にオープンした児童発達支援・放課後等デイサービスは開設して1ヶ月弱で枠がすべて埋まってしまったそうです。
それを聞いて改めて児童発達支援・放課後等デイサービス探しは運だな!と思いました。
児童発達支援・放課後等デイサービスの探し方
児童発達支援や放課後等デイサービスを探す際には、自治体のHPや福祉関連の窓口に相談する、幼稚園や小学校のネットワークを駆使するのがおすすめです。
児童発達支援や放課後等デイサービスの探し方は、下記の通りです。
- 自治体のHPを確認する
- 自治体の福祉関連の窓口に相談する
- ママ友・幼稚園・病院などに相談する
- インターネットで検索する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自治体のHPを確認する
まず、自治体のホームページを確認しましょう。
施設の名前や所在地、連絡先、提供されているサービスの内容などが表などでまとめられていることが多いです。
ただし、自治体によっては施設に関する情報が非常に見にくく「もっと上手くまとめてよ」と思うことも。
私が住んでいる自治体も福祉関連の情報が見にくく、情報を集めていて空しくなります……
ただ、自治体のHPに掲載されている情報は信頼できて漏れも少ないので、一応目にしておくことをおすすめします。
地域によっては施設が多いため、一覧だけHPで確認して、見学予定の施設を絞り込んでいくのが良いですよ!
自治体の福祉関連の窓口に相談する
自治体の福祉関連の窓口に直接相談することも有効です。
福祉課や子ども家庭支援センターなど、障害児支援に詳しい専門スタッフが常駐している窓口であれば、具体的な相談に乗ってもらえます。
ママ友もオープン予定で利用者受付中の児童発達支援を教えてもらい、利用を決めていました!
特に、今の地域に住んで日が浅い場合や土地勘がない場合などは、自宅や学校付近のおすすめの児童発達支援や放課後等デイサービスについて聞いてみるのも良いでしょう。
ママ友・幼稚園・病院などに相談する
同じように障害児育児をしているママ友や、幼稚園の先生、病院の医師や看護師に相談してみるのも良いでしょう。
実際に施設を利用している人からの生の声は非常に参考になりますし、施設の良し悪しやスタッフについての情報も集められます。
希望の施設が利用者で埋まっている場合は、後述するインターネット検索などでオープン予定の施設を探していきましょう
インターネットで検索する
児童発達支援や放課後等デイサービスの多くは、公式HPも持っているので、インターネットで探してみるのも効果的です。
公式ホームページでは見学の問い合わせも行えますし、ホームページの様子からも施設の雰囲気がつかめます。
施設がFacebookやInstagramなど公式SNSアカウントなどを所有していることもあるので、フォローしておくと利用者が遊んでいる様子なども確認可能です!
児童発達支援・放課後等デイサービスの選び方についてよくある質問
最後に、児童発達支援や放課後等デイサービスについてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 放課後等デイサービスはどんな子が通うの?
- 放課後等デイサービスに通うのは、障害のある未就学児や小学生から高校生までの子供たちです。
- 放課後等デイサービスに行く理由は?
- 放課後等デイサービスに通えば、療育をしてもらえますし、子供の居場所を作れます。
【まとめ】放課後等デイサービスは余裕を持って探しておきましょう
息子が通う児童発達支援や放課後等デイサービスを探して実感したのですが、児童発達支援や放課後等デイサービスは利用希望者が多く空きがないこともあります。
小学校入学後に放課後等デイサービスを探しても希望の時期に通えない、子供に合う施設を見つけられない恐れもあるのでご注意ください。
子供に合う施設を見つけたい、希望の曜日に通わせたい場合は早めに動き出しておくことをおすすめします。
児童発達支援や放課後等デイサービスがセットになった施設を未就学児から利用しておけば、小学校入学後もそのままそこの放課後等デイサービスに通えることも多いです。
まずは「合わなかったら辞めればいい」「子供に合う施設が見つけられたらラッキー」くらいの感覚で動き出してみるとよいのではないでしょうか。
この記事を読んだ人が1人でも多く、子供に合う児童発達支援や放課後等デイサービスを見つけられることを願っています。
読んでいただきありがとうございました!