この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
子供があまり本を読まないから親子で楽しめる本を探してる
少しでも読書好きになってもらえる本ってあるかな?
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、こそあどの森シリーズの魅力を紹介します。
「こそあどの森シリーズ」は、児童文学作家の岡田淳によって書かれた人気の児童向けファンタジー小説シリーズです。
第一作「ふしぎの木の実の料理法」は1994年に発売され、最新作の短編集は2024年に発売されています。
こそあどの森シリーズは内容も理解しやすく、様々なキャラクターが登場するので感情移入もしやすく、読書感想文の題材にもしやすくおすすめです。
本記事では、親子で「こそあどの森シリーズ」を楽しんでいる筆者が魅力や読書感想文を書くコツを紹介します。
- 8歳娘・5歳息子を育児中
- 大人になっても児童書が好き
- FP2級・Webライター歴8年
- 詳しいプロフィールはコチラ
- こそあどの森シリーズとは
- こそあどの森シリーズの魅力
- 読書感想文を書く流れ・コツ
こそあどの森シリーズとは
「こそあどの森シリーズ」は、児童文学作家の岡田淳によって書かれた人気の児童向けファンタジー小説シリーズであり、第一作「ふしぎな木の実の料理法」は1994年に発売されました。
2024年時点で30年続いているシリーズです!
こそあどの森という場所を舞台に、個性豊かな住民と主人公である少年スキッパーが様々な出来事を体験する話です。
個人的には和製ムーミンシリーズと思っています!それぐらいキャラや世界観が魅力的です
こそあどの森シリーズは長期にわたり続いているだけでなく、下記のようにいくつかの賞も受賞しています。
- 1995年:野間児童文芸賞
- 1998年:国際アンデルセン賞オナーリスト
こそあどの森シリーズの6つの魅力
こそあどの森シリーズは第一作が1994年に刊行され、2024年時点で30年続いているシリーズです。
長い間、多くの人に親しまれてきた作品だけあって、読まれる時代を問わないあたたかみのある内容が魅力です。
こそあどの森シリーズの魅力は、下記の通りです。
- 親子で楽しめる内容
- 30年続いている長期シリーズ
- 挿絵の可愛さ
- 誰も傷付けない・傷付かない内容
- ボリュームがちょうどよく夏休みの読書の宿題にもおすすめ
- 読書感想文の題材にもおすすめ
それぞれ詳しく紹介していきます。
親子で楽しめる内容
「こそあどの森シリーズ」は、親子で一緒に楽しめる内容が魅力です。
また、先の読めない展開やワクワクする展開は、子供だけでなく大人も楽しめるはずです。
内容自体はそれほど難しくないので、親子で読んで感想を伝え合うのにも向いています
私も自分が子供のときに「こそあどの森シリーズ」を読んでいたため、小学3年生の娘が面白いと言って読んでくれるのは非常に嬉しいです。
30年続いている長期シリーズ
「こそあどの森シリーズ」は、2024年時点で30年以上にわたって愛され続けている長期シリーズです。
1994年に第一作が発売され、本編は2017年に完結、その後は短編集が発売されています。
タイトル | 刊行年月 |
---|---|
ふしぎな木の実の調理法 | 1994年 12月 |
まよなかの魔女の秘密 | 1995年 4月 |
森のなかの海賊船 | 1995年 7月 |
ユメミザクラの木の下で | 1998年 1月 |
ミュージカルスパイス | 1998年 12月 |
はじまりの樹の神話 | 2001年 4月 |
だれかののぞむもの | 2005年 1月 |
ぬまばあさんのうた | 2006年 1月 |
あかりの木の魔法 | 2007年 4月 |
霧の森となぞの声 | 2009年 11月 |
水の精とふしぎなカヌー | 2013年 10月 |
水の森の秘密 | 2017年 2月 |
こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ(短編集) | 2021年 4月 |
こそあどの森のないしょの時間(短編集) | 2024年 5月 |
こそあどの森のひみつの場所(短編集) | 2024年 10月 |
私は途中で読むのを辞めてしまったので、子供と一緒に全作品を読み返したいと考えています
ママ・パパの中には、自分も子供のときに読んでいたという人もいるのではないでしょうか。私もそうです
長い間愛されるだけの普遍的なテーマ、時代を問わず好まれるストーリーは一読の価値ありです。
子供のときに自分が楽しんだ作品を子供も喜んでくれるのは、感無量です
挿絵の可愛さ
「こそあどの森シリーズ」の魅力のひとつは挿絵です。
表紙裏と中表紙はこそあどの森全体の様子が描かれていて「双子の家はここだ」「スキッパーが住むウニマルはここだ」と子供のときによく眺めていました。
また「こそあどの森」シリーズでは1冊につき1ページ、カラーイラストがあります。
子供のときというか今もなのですが、カラーページは何のイラストなのか非常に楽しみで新しい一冊を購入すると真っ先に探してしまいます。
ネタバレは避けたいので、薄目で探し文字はできるだけ読まないようにしていました
今でも、子供と「絵が細かいよね」「本当の地図みたいだよね」と挿絵を楽しんでいます。
誰も傷付けない・傷付かない内容
「こそあどの森」シリーズは長年愛されているだけあって、ストーリーやキャラクターは誰も傷付けない内容となっています。
戦いなどの描写はなく、キャラクター同士で傷付けあうこともありません
そして問題が起きたときには、協力して乗り越え、主人公であるスキッパーは少しずつ人と話すことに慣れ成長していきます。
私も人と話すことがそれほど得意ではないので、スキッパーが徐々に受け入れられていく流れに非常に共感しています
また、こそあどの森に住む大人たちは、大人として頼れる一面も持っていながらスキッパーや双子を子供扱いしすぎないところも非常にお気に入りです。
私のお気に入りキャラは小説家で好奇心旺盛のトワイエさんです!
ボリュームがちょうどよく夏休みの読書の宿題にもおすすめ
「こそあどの森シリーズ」はハードカバーの本であり、適度なボリュームがあります。
例えば、第一作「ふしぎな木の実の料理法」は192ページです。
そのため、読書に慣れていない子供や中学年程度の子供でも読み進めることができ、夏休みなど長期休暇の読書の宿題にも適しています。
「自分でもこんなに本を読めたんだ!」と自信につながりやすいはずです!
読書感想文の題材にもおすすめ
「こそあどの森シリーズ」は、登場人物やストーリーがわかりやすく共感しやすい内容のため、読書感想文の題材にするのも適しています。
娘も実際に「ふしぎな木の実の料理法」の読書感想文を書いていました
登場人物にも個性があるので「自分は誰に共感できるか」「自分が登場人物だったらどんな風にふるまうか」といった切り口でも感想を書きやすいはずです。
挿絵もあり情景をイメージしやすいので、イラストを描くタイプの読書感想文にも取り組みやすいはずです
読書感想文を書く流れ・コツ
長期休暇中の課題のひとつに、読書感想文があります。
大人からしてみれば読書感想文の書き方は何となくわかるものの、それを子供に伝えるのって難しいですし、子供に「本を読んだ感想を作文にまとめてね」といきなり言ってもできない可能性が高いです。
本記事では、小学生が読書感想文を書くときの流れを紹介します。
読書感想文を書く流れ
小学生の長期休暇の課題として出されることが多い読書感想文は、下記の流れで比較的簡単に執筆できます。
- 課題図書を読む
- 構成を考える
- 構成ごとに本文を書く
読書感想文はむやみやたらに書き始めるのではなく、下記の構成を意識しなければなりません。
構成 | 割合 | 内容 |
---|---|---|
はじめ | 全体の2割程度 | 本を読むことにしたきっかけ 本の内容紹介 |
なか | 全体の4割程度 | 最も印象に残ったシーン 印象に残った理由・感想 自分が本の登場人物ならどんな行動をしたか |
おわり | 全体の4割程度 | 本を読んで自分がどう思ったか これから本の内容を活かしてどんな行動をしていきたいか |
親御さんが子供の宿題をサポートしてあげるなら、上記の構成を子供に伝え、それぞれ書く内容を一緒にピックアップしてあげるのがおすすめです。
書く内容を整理できたら原稿用紙に鉛筆で「ここまでははじめ」「おわりはここからここまで」と区切ってあげましょう
読書感想文を書くコツ
作文や読書が好き、得意ではない子は、読書感想文を書こうとしても、自分の気持ちが上手く出てこない場合があります。
私も塾講師の経験があるのですが、作文が苦手な子は題材選びにとにかく時間がかかってしまいます……
書くのに時間がかかってしまう子は、下記を意識してみましょう。
- いきなり書こうとせず、親子で感想を話し合ってみる、雑談してみる
- 感想が浮かびやすい本を選ぶ
- 感想が少なく原稿用紙が埋まらない場合は、より具体的に感想を書いてみる
具体的なエピソードを書ければ、その分だけ読書感想文にオリジナリティが生まれますし、原稿用紙も埋められます。
こそあどの森シリーズについてよくある質問
最後に、こそあどの森シリーズについて、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- こそあどの森シリーズは何年生向け?
- こそあどの森シリーズは、小学生中学年程度から読むことが可能です。
- こそあどの森シリーズの主人公は誰?
- こそあどの森シリーズの主人公は「スキッパー」です。
無口な性格で自宅で1人で本を読む、化石を眺め昔の暮らしを想像することが好きな少年です。
【まとめ】親子で児童書を楽しむなら「こそあどの森」おすすめです!
最近はネットショップで本を購入する機会も増えたので「子供にどんな本を与えればいいかわからない」と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
私もその一人で本屋に足を運んでも、アニメや漫画の小説版や「〇分で読めるシリーズ」などが多く並べられており、昔ながらの児童書が少ないなと感じていました。
「こそあどの森シリーズ」は、長期にわたり新刊が発売されており、親子で一緒に楽しめるシリーズです。
私も実際に子供のときに「こそあどの森シリーズ」を読んでいましたが、今も娘と一緒に読み返しています。
親子で一緒に読書を楽しみたい人や読書感想文に適した本を探している人は、こそあどの森シリーズを図書館や古本ショップで探してみてはいかがでしょうか。
読んでいただきありがとうございました!