
特別支援学校に子供が入学したけど、PTAって入らなきゃだめかな……?



学校は自宅から離れているし、共働きだからPTA活動に参加できるか不安……
本記事では、上記のようにお悩みの方に向け、特別支援学校にのPTAに入るべきか解説していきます。
- 特別支援学校のPTAに入るべきなのか
- 特別支援学校のPTA活動の内容はどんなものか
- 特別支援学校のPTAに参加するメリット・デメリット
結論から言うと、私は息子が特別支援学校の小学部に通っているものの、PTAには参加していません。



特別な理由があるわけではなく、任意加入だったので入りませんでした……
まだ息子が入学して1学期しか体験していませんが、今のところ、PTA活動に参加していないことによる不利益は生じていません。



少人数学級で先生と子供、保護者の距離が近いため、ママ友経由での情報も不要です
とはいえ、特別支援学校のPTA活動は地域の公立小のものとは大きく異なるので、理解した上で加入するかを検討するのが良いでしょう。
本記事では、子供を特別支援学校に通わせている筆者がPTA活動に参加すべきかについて解説します。
特別支援学校の保護者はPTAに入るべき?
特別支援学校では、PTA加入は「任意」であり、必ずしも全員が参加しているわけではありません。
とはいえ、任意は建前であり、学校によっては実質的に強制参加としているところもあるでしょう。
また、特別支援学校によっては保護者と学校の距離が近く、多くの方がPTA活動に熱心な場合もあります。
PTAに加入しないことで、子供が直接的な不利益を被ることはあってはならないとされていますが、行事や連絡、支援体制などの面で情報が入りにくくなる可能性があると理解しておきましょう。
しかし、共働きやきょうだい児の育児で時間的余裕がない場合、役員や係の仕事を引き受けることが負担になることもあるはずです。
そのため、無理に加入せず、担任や他の保護者と事前に情報共有の方法を確認しておくのもひとつの選択肢と考えておくと良いでしょう。



家庭の状況や学校の方針に合わせて、負担の少ない形で関わり方を選びましょう
【体験談】PTAは任意参加だったので入りませんでした
2025年に息子が特別支援学校の小学部に入学しましたが、息子の通う学校ではPTAは任意加入だったので、現時点では加入しておりません。
加入しないと決めた理由は、主に以下の通りです。
- 息子の通う特別支援学校はPTA加入が強制ではない
- PTA活動はかなり本格的であると言われた
- 特別支援学校の保護者も一枚岩ではない
- 特別支援学校の保護者も共働きが増えてきている
- 署名活動はネットやSNSでも行えるようになってきた
- 医療機関や療育・放デイ経由でも情報は手に入る
それぞれ詳しく解説していきます。
息子の通う特別支援学校はPTA加入が強制ではない
特別支援学校のPTAに加入しなかった最大の理由は、そもそも息子が通う学校ではPTAは任意加入だったからです。
「ぜひ入ってください」というPTA会長からのアナウンスはあったものの、年々加入者が減少していることを聞いていたため「入っていないのは我が家だけじゃないのか」と思ってしまいました。
- PTAの加入用紙を提出せずにいた
- クラスの担任から「PTAは不参加ですか?」と軽く連絡帳で聞かれる
- 「現時点では不参加でお願いします!」と回答
上記の流れで参加せずにすみましたし、参加していなことを先生や他の保護者から直接責められることもありません。
PTA活動はかなり本格的であると言われた
息子が通う特別支援学校のPTA活動はかなり本格的であると入学前説明会で言われていたのも、参加をためらう理由のひとつでした。
- 会長など主要な役職につくと月1で集まりがある
- 学校に行ってPTA会員と会議をするだけでなく都心の方に行かなければならない
- 全国各地の特別支援学校のPTAとの交流も盛んである
こんな風に聞いていたので「仕事や家事・育児と両立しながらは無理かも……」と思ってしまいました。
特別支援学校の保護者も一枚岩ではない
特別支援学校に息子を入学させてからわかったことですが、保護者も決して一枚岩ではありません。
「特別支援学校の保護者=障害のある子供のサポートをしていて、悩みや辛いことを分かち合える」なんて思っていたのですが、決してそんなことはありません。(もちろん、そういった部分もあり、助けられたこともあります!)
- 子供の障害の種類・程度
- 子供の年齢や性別
- 保護者の年齢や属性(働き方など)
- それぞれの家庭環境
あまりに極端な話をしてしまうと、ご主人の年収が高く子供も一人っ子で時間に余裕がある専業主婦の方と、2〜3人子供がいるシングルマザーだと、PTA活動に避けるエネルギーも変わってくるはずです。
また、我が家の話になりますが、PTA+学校の進路部主催の障害者雇用に関する研修会に参加しましたが、息子のような重複障害の子供のことはほとんど取り上げられませんでした。



特別支援学校に通っていても、研修会などの集まりではどうしても数が多い障害の話が中心になってしまうのだなと感じました
もちろんマイノリティな障害だからこそ、PTA活動に参加して我が子の困りごとを理解してもらうといった考えもあると思いますし、立派だと思います。
とはいえ、それってすごく時間がかかりますし、だったら個人でできる範囲で息子の困りごとに直接アプローチしたいなと私は考えています。
特別支援学校の保護者も共働きが増えてきている
近年は、子供を特別支援学校に通わせている家庭でも、共働き世帯が確実に増えてきています。



放課後等デイサービスや移動支援などを利用しながら、仕事と育児を両立している家庭が増えてきました
そんな中で、「平日昼間の活動が前提となるPTAには参加しづらい」という声は、私の周囲でもよく聞きます。
今後、特別支援学校でも共働きがマジョリティになれば、PTA活動の形も変わってくるのではないでしょうか
署名活動はネットやSNSでも行えるようになってきた
PTAに入らないと「親としての声を届けられないのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、近年では、SNSや署名サイトを活用して、障害児家庭としての意見を発信する動きも増えつつあります。



SNSや署名サイトはインターネットならではの拡散力も期待できそうです
PTAという枠にとらわれず、自分のタイミングで意見を届けられる手段があることは、精神的な支えにもなります。
医療機関や療育・放デイ経由でも情報は手に入る
「PTAに参加しないとママ友ができないのでは?」「学校の情報が入ってこないのでは?」と最初は不安でしたが、特段そんなこともありません。
特別支援学校は学級担任と保護者が毎日連絡帳でやり取りしますし、福祉や障害に関する情報は通っている医療機関や療育センター、放課後等デイサービスなどでも手に入ります。



そもそも、福祉制度は待っていれば自動で受けられるものではなく、自分で申請しないと受けられません
PTAに参加するにしろ、しないにしろ、自分に必要な情報を収集していく意識や行動に移す意識が必要なのだと思います。
【補足】特別支援学校のPTA活動は地域の公立小の活動内容と大きく異なる
「PTA活動」と聞くと、運動会の手伝いやベルマーク集め、広報誌の発行など、地域の公立小学校のイメージを持つ方も多いと思います。
しかし、特別支援学校のPTA活動は、その内容や目的が大きく異なります。
特別支援学校のPTAでは、障害のある子供たちの学びや生活環境の向上を目指し、行政や学校に対して保護者としての意見や要望を届ける活動が中心です。
バザーや行事の運営に携わることもありますが、どちらかといえば「福祉」や「権利擁護」に関連する活動が多く、保護者が当事者として発信・連携していく色合いが強いのが特徴です。
また、通学範囲が広域にわたるため、学校での活動を最低限に抑え、会議はオンラインで行うなど、負担を軽減する配慮がされているケースもあります。



公立小学校のような近隣地域に関連した活動が薄い一方で、他校の支援学校との交流や意見交換会など横のつながりが強い印象です
特別支援学校のPTAに参加するメリット
特別支援学校のPTA活動に参加すると、子供の代わりに困りごとや求めている支援を訴えられるなど以下のようなものがあります。
- 子供の困りごとや求めている支援を訴えられる
- 学校に行く機会が増え子供の様子を見守りやすい
- 他の保護者と交流できる
それぞれ詳しく解説していきます。
子供の困りごとや求めている支援を訴えられる
PTA活動に参加する最大のメリットは、子供たちの困りごとを保護者の声として学校や行政に届けられることです。
例えば、以下のような家庭で感じている課題を学校側に共有する場として、PTAの存在は非常に有効です。
- 通学バスのルート改善
- トイレのバリアフリー化
- 放課後の預かり支援の拡充
- 卒業後の居場所問題
1人の声では要望が通らなくても、保護者全体の意見としてまとめることで、要望が通りやすくなることもあります
学校に行く機会が増え子供の様子を見守りやすい
PTA活動を通じて学校に足を運ぶ機会が増えると、先生方や他の職員と顔見知りになりやすくなります。
行事の手伝いをする中で、普段はなかなか見られない授業風景や学校での子供の様子を垣間見ることができるのも大きなメリットです。
また、子供にとっても、保護者が学校と関わっていることは安心材料になるでしょう。
特別支援学校では、子供が言葉でうまく気持ちを伝えられなかったり、トラブルに遭ったときに自分で説明できないこともあります。



保護者が学校と連携しやすい状態にあることで、いざというときの対応もスムーズになるはずです
他の保護者と交流できる
特別支援学校に通う子供たちは、障害の特性やサポート内容もさまざまで、同じ学年でも生活スタイルはまちまちです。
そのため、日常では他の保護者と接点を持ちにくいという声も少なくありません。



PTA活動は、そうした保護者同士がゆるやかに情報交換したり、悩みを共有できたりする貴重な機会でもあります。
「放課後等デイサービスはどこが良かった?」といった実用的な話から、「朝が大変すぎる……」といった日常の愚痴まで、同じ立場だからこそ分かち合えることがあります。
特別支援学校のPTAに参加するデメリット
特別支援学校に限らずですが、PTA活動に参加すると、以下のようなデメリットを感じるかもしれません。
- PTA活動のために時間を調整しなければならない
- 一度加入したら脱退しにくい
それぞれ詳しく解説していきます。
PTA活動のために時間を調整しなければならない
特別支援学校のPTA活動は「子供たちの環境を良くするため」という意義がある一方で、保護者にとってはスケジュール調整が大きな負担になることがあります。
地域の公立小のPTA活動の場合、働く保護者が増えているので、平日夜に会議をすることも増えてきている印象です。
しかし、特別支援学校のPTA活動は、官公庁への要望や他校との意見交換会などの活動も盛んなため、平日日中に集まりがあることも多々あります。
フルタイムで働いている家庭や、きょうだい児の送迎・通院などで日々慌ただしく過ごしている保護者にとっては、「やりたい気持ちはあるけれど現実的に時間が取れない」というのが正直なところです。



また、支援学校は通学区域が広いため、学校までの移動時間も長くなりがちで、物理的な負担も見過ごせません
一度加入したら脱退しにくい
PTAは任意加入であるとはいえ「一度入ったら簡単には抜けられないのでは?」という不安を抱えている人も多くいます。
実際に、息子の通う特別支援学校でも「一度入ってしまったから抜けられない……本当に入るのはおすすめできない」と語っている保護者もいます。



私も「入ってからやめる人」より「最初から参加しない人」の方が良いかと考え、PTAに加入しませんでした
PTA活動に参加していなくてもできること
PTA活動に加入しない選択をしたとしても、「学校や子供の支援にまったく関われない」というわけではありません。
本章では、自分の生活スタイルや負担にならない範囲で子供の支援をする方法を紹介します。
各種団体の申請・訴えへの署名活動
インターネット上では、障害児支援に関する署名活動が頻繁に行われています。
例えば、特別支援教育の人員配置に関する要望や、放課後等デイサービスの質の向上、バリアフリー設備の整備に関する訴えなど、様々なテーマに署名という形で参加可能です。
また、私はPTAに参加していませんが、PTAから署名の依頼をもらうこともあります。



そのようなときには、せっかくもらったのだからと考え、家族や親戚にも署名を依頼しています
障害児・障害者関連のイベントへの寄付・グッズ購入
NPOや福祉団体が主催するイベントやチャリティ活動に参加するのも、無理なくできる支援のひとつです。
例えば、障害児が描いた絵を使ったポストカードや雑貨を購入したり、イベントの開催資金として少額の寄付をしたりすることで、支援の輪に加われます。
これらは自宅にいながらオンラインで完結することも多く、忙しい共働き家庭や外出が難しい方でも気軽に取り組める点が魅力です。
学校主催の座談会への参加
特別支援学校では、定期的に保護者向けの座談会や勉強会が開催されることがあります。
こうした場はPTAとは別枠であり、任意参加であることも多いため、「情報収集や他の保護者との交流はしたいけどPTA役員は無理」という方にとっては非常にありがたい存在です。
座談会では、学校生活の様子や今後の支援方針について話し合う機会があり、先生とじっくり話せる貴重な場にもなります。



私も入学を検討している子供・保護者と在校生の保護者との座談会に先日参加しました!
特別支援学校のPTA活動についてよくある質問
最後に、特別支援学校のPTA活動について、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 特別支援学校のPTA活動は大変ですか?
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特別支援学校のPTAも、活動内容によっては時間や労力を要します。
役員になった場合は定例会議や学校行事の運営補助、外部団体との連携業務などが発生することもあり、それなりの負担はあります。
ただし、近年は共働きやひとり親家庭が増えている現状を踏まえ、無理なく関われるよう配慮されている学校も増えています。
- 特別支援学校でママ友は作れますか?
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特別支援学校では、一般の学校と比べてママ友付き合いの距離感が違うことが多くあります。
まず通学範囲が広いため、住んでいる地域もバラバラで、送り迎えのタイミングで顔を合わせる機会が限られます。
加えて、子供の障害や特性によっても、子供同士がそれほど仲良くならないこともあり、本当に通学のとき会う人といった関係で終わることもあります。
- 特別支援学校に通う子供の送迎が大変なときはどうすべきですか?
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特別支援学校では、通学バスが利用できる場合もありますが、すべての子供が対象というわけではありません。
また、バスの送迎エリアや定員の関係で、希望しても利用できないケースもあります。
そういったケースでは、自家用車などでの送迎が基本となりますが、難しい場合には、以下のような方法で対処しましょう。
- 放課後等デイサービスを活用する
- 市区町村の移動支援サービスやボランティアの利用を検討する
- 送迎を夫婦や祖父母と分担する
【まとめ】就学相談や学校見学でPTA活動も確認しておくと安心です
特別支援学校のPTA活動はあくまで任意加入であり、参加するかどうかは各家庭の判断に委ねられています。
また、特別支援学校のPTA活動の内容は一般校と異なり、保護者の声を届ける役割や、障害児支援に関する社会的な活動が中心です。
参加することで得られる情報やつながりもありますが、家庭の状況によっては大きな負担になることもあるでしょう。
PTAに加入しなくても、座談会への参加や署名活動など、子どものためにできることはたくさんあります。



自分と家族にとって無理のない関わり方を見つけていきましょう
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