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子供に障害があるため、普通学級は厳しいかなと考えています……
就学相談はいつから始めればいいのでしょうか?
自治体によって異なりますが、私の地域では年中2月から就学相談の申し込みがスタートしました
実際に通う小学校が決まるのは、年長12月頃らしいです
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、就学相談はいつからいつまでなのかを解説します。
就学相談とは、小学校や中学校に就学する前年度に、発達の気になる子供が就学先を決定する際に相談、協議をすることです。
就学相談を受ければ、普通学級ではなく、支援学級や支援学校が良いのかな?と検討できます!
就学相談は年中の終わりもしくは年長の始め頃にスタートする自治体が多く、年長の秋から冬にかけて就学先が決まることが多いようです。
とはいえ、就学相談の時期については、お住いの地域によって異なるので、自分の住んでいる地域の就学相談の時期を確認しておきましょう!
本記事では、就学相談はいつからいつまでなのか、時期別に何を行うのかを紹介していきます。
- 8歳娘・5歳息子を育児中
- 息子は急性脳症の後遺症で弱視+軽度知的障害
- FP2級・Webライター歴8年
- 就学相談の流れやスケジュール
- 就学相談の内容
- 就学相談を受ける際の注意点
【体験談・随時更新】就学相談の流れ・スケジュール
就学相談とは、小学校や中学校に就学する前年度に、発達の気になる子供が就学先を決定する際に相談、協議をすることです。
就学相談を行う時期は自治体によって異なりますが、大体下記のようなスケジュールで進むことが多いです。
時期 | 内容 |
---|---|
年中2~3月・年長4~5月 | 就学相談の申し込み・担当者との顔合わせ |
年長4月~8月 | 就学先の学校見学・体験会 担当者が子供の通う幼稚園・保育園を見学する |
年長7月~9月 | 担当者と保護者の話し合い、面談 |
年長10月~12月 | 担当者および専門委員による協議 専門委員と各家庭の希望をすり合わせる |
年長11月~年長3月 | 就学先決定(12月くらいまでに決まることが多いようです) |
年長12~3月 | 就学前検診 入学前説明会 入学準備 |
就学先の学校見学や体験会は、就学希望先の学校の種類や数によって、各家庭で変わってくるはずです。
本記事では、私の息子のケースをもとに、就学相談の実際のスケジュールを紹介していきます。
あくまでも、自治体や子供の発達、保護者の希望によって、就学相談の内容は変わってくるので、あくまでも一例としてご参考いただければと思います!
【年中2月】就学相談申し込み
私の住んでいる地域では、年中2月から就学相談を申し込めたので、時期がきたらすぐに申し込みました。
生育歴や希望の就学先、困り事も書かなければならず、結構大変でした
年中2月から就学相談の申し込みを行うことも、神経内科の主治医と共有し、就学相談までの流れや心理検査の時期についても相談済み。
息子の場合、生後2ヶ月で急性脳症になり通院歴が長いこともあり、保護者と主治医の連携は非常に取りやすかったと感じます
【年中2月】心理検査(田中ビネー)
年中2月に就学相談が始まるため、それに間に合うように心理検査を受けておこうと主治医と相談。
「就学相談で用いる心理検査は田中ビネーが多い」と主治医が言っていたので、指示通り田中ビネーを受けました。
息子が通っている大学病院の心理相談室で検査を受けられ、結果も主治医から直接教えてもらいました!
ちなみに、田中ビネーの結果はDQ69だったので「支援学校は微妙だが、支援級の希望は恐らく通りますよ」とも言われて一安心。
【年中3月】就学相談スタッフとの顔合わせ
3月頭に就学相談の担当者から連絡があり、顔合わせの面談を行うことになりました。
面談時期がすでに春休みだったので、上の子も連れていきました。
下の子が担当者から質問を受けている間、娘も私も「そんなの息子は答えられないよ」とハラハラしていたのを覚えています
顔合わせは提出した書類の内容確認、今後の流れの説明などが中心であり、正直に言うと、電話でも良いじゃんと感じる内容でした。
【年長4月】療育手帳(愛の手帳)の申請
就学相談の担当者との面談の際に、田中ビネーの結果を持参したところ「DQ69なら療育手帳の取得を検討してください」と言われたので、児童相談所にて手続きをしました。
療育手帳の取得に抵抗はなかったので手続きを行いました。
ただ、幼稚園年中~年長くらいで発達の遅れを指摘されたママ・パパが、療育手帳の申請や就学相談を一気にやるのは、精神的な負担が大きいと感じます。
【年長4月】盲学校説明会
息子は弱視もあるので、就学先の選択肢のひとつに盲学校もあります。
仕事の都合で、夫が参加!
説明はとても丁寧であり、下記の内容を教えてもらいました。
- 授業の内容、様子
- 重複学級
- 休み時間の過ごし方
- 進路
- 放デイとの連携
- 児童・生徒の人数
2024年時点で、私の住んでいる地域の盲学校は児童、生徒数が非常に減少しているとのことでした。
そのため、入学条件は比較的緩いことや子供たちの社会性を発達させるためにも人数を増やしたいなどをアピールされたようです。
【年長5月】支援学級見学
年長5月に夫婦で支援学級の見学に行きました。
見学会であり、息子本人の参加は不要でした
幼稚園の登園時間と見学時間が被ったため、私の母に来てもらい息子の送りをしてもらいました。
実家、義実家が遠方だと、夫婦そろって就学相談に参加するのは難しいですね
支援学級の見学会では、就学相談担当者と共に下記の内容を見学。
- 学校の様子
- 授業の様子
- 児童の様子
- 年間行事予定
支援学級の担任と話す機会もあり、下記の相談もできました。
- どれくらい児童のペースに合った対応をしてくれるのか
- 普通学級との交流の程度
- 放デイとの連携について
- 休み時間の過ごし方
- 宿題の有無
- ランドセルなのかリュックなのか
学区の支援学級は人数が多く、習熟度や学年別に3~4学級に分けているそうです。
算数や国語は普段の学級よりも、細かく児童を分けて本人のペースに合わせるとのことでした!
また、教室内も整頓されており、児童が休憩、自由時間を過ごすための工夫もバッチリ。
行事も多くて楽しそうだな~と思ったものの、療育などのようなきめ細やかな指導はなさそうで、不安に感じたのも事実です
夫も同じように感じたらしく「盲学校の方がきめ細やかで、教師の専門性も高いよね……」とは言っていました。
私たちの場合、支援学級も盲学校もどちらも魅力と悩ましいところがあるので、2つの学校を見学した時点では就学先の希望を決定できていません。
【年長6月】盲学校体験会
年長6月には、盲学校の体験会を予定しています。
息子と私で幼稚部と小学校の見学、体験をする予定です
盲学校は年中の時期に育児相談で訪問したことがあるので、息子も慣れているためそんなに緊張していません。
【年長6月】特別支援学級体験会
年長6月には、盲学校だけでなく特別支援学級の体験会も予定しています。
どんな体験をさせてもらうかは、不明なのでドキドキです!
【年長6月】特別支援学校見学会
年長6月の最後の予定は、特別支援学校(知的障害)の見学会です。
そのため、見学会には参加しますが、特別支援学校が息子の就学先になることはないのかな、と考えています。
【年長7月】特別支援学校体験会
年長7月は、特別支援学校の体験会に行きます。
この時点で、息子の就学先として想定されている①盲学校、②支援学級、③支援学校のすべてを見学、体験できているはずです。
息子の様子も見つつ、私と夫で相談して就学希望を決定します!
【年長7月】就学先の希望決定・診断書作成
すべての学校の見学、体験会が完了した後に、神経内科を受診して主治医と就学先について相談予定です。
就学先の希望が決定したら、自治体に提出する診断書を作成してもらいます。
就学相談の担当者に診断書を提出したら、ひとまず息子の就学相談でできることは一旦完了です
【年長11月】就学時検診
年長11月には、就学時検診が予定されています。
定型発達の娘のときには、何も考えず入学予定の小学校にて検診を受信しました。
ちなみに、娘は就学時検診で大泣きしていたので、息子についても「泣いてもいいや」くらいに考えています
【年長12月】就学先決定
年長12月頃から順次、教育委員会や医師などの専門家で会議が行われ、就学先が決定していくらしいです。
この時期まで決まらないのは、ドキドキですね……
就学先が無事決定したら、家族でお祝いをして、入学準備を進めていこうと思っています。
就学相談を受ける際の注意点
就学相談が始まる前に私も情報を集めていたのですが、自治体によって就学相談の流れやスケジュールが異なるためご注意ください。
就学相談を受けるときには、下記に注意しましょう。
- 対応方法やスケジュールは自治体によって違う
- 学校見学は親だけの参加も多い
- ランドセル購入は焦らない方がよい
- 中学・高校についての情報も集めておく
- 親子共に体調管理をしておく
それぞれ詳しく解説していきます。
対応方法やスケジュールは自治体によって違う
就学相談は大まかな流れや時期は決まっているものの、細かい運用方法やスケジュールは、自治体によって異なります。
例えば、私の住んでいる地域では年中2月から受付開始ですが、年長になってから申し込むところも多いようです。
先輩ママや自治体HPから情報を集めておきましょう!
学校見学は親だけの参加も多い
就学相談が始まる前は、子供を連れて学校見学して希望の就学先を確認するのかなと思っていました。
実際には、①見学会をして②体験会といった流れで進みます。
このうち、見学会については子供は連れて行かないで保護者のみ参加と言われます。
夫婦で学校見学に行きたいのであれば、子供の登園担当についても準備しておきましょう
ランドセル購入は焦らない方がよい
小学校入学準備と聞いて最初に思いつくのが「ランドセル購入」ですが、就学相談を受ける場合は、焦って購入しない方が良いです。
ランドセルは数万円するので、買ったのに使わない!は絶対に避けたいですね……
私の住んでいる地域では、支援学級はランドセルや通学リュック半々くらいの割合でした。
娘のときは年長5月頃、義実家にランドセルを購入してもらったのですが、息子の分はまだ待ってもらっています。
また、障害のある子の入学準備費用は「特別支援教育就学奨励費」が支給される場合があります!
特別支援教育就学奨励費とは、特別支援学校や特別支援学級に通っている子供がいる保護者の負担を軽減するために、通学費や給食費、教材費の一部を補助してもらえる制度です。
そのため、ランドセルにしろ通学用リュックを購入するにしろ、領収書を保管しておくと、後で費用の一部を補助してもらえる可能性があります。
特別支援教育就学奨励費の申請方法や必要書類は、下記の通りです。
申請する人 | 特別支援学校や特別支援学級に通う子供がいる保護者 |
所得制限 | あり (夫婦+子供2人の場合、世帯年収約730万円以上で支給されない) |
申請方法 | ①新入学時に全員が申請書を提出する ②審査の結果、世帯年収に応じて支給される |
必要書類 | ・就学奨励費の受給にかかる申請書 ・交通調書 ・支払金口座振替依頼書 ・所得確認書類(マイナンバー関係の書類など) ・特別支援教育就学奨励費の対象になる支払いの領収書・レシート |
※必要書類や申請方法に関しては、お住まいの自治体ごとに異なる場合がありますので、事前にご確認いただくようお願いいたします。
参考:就学奨励事業のお知らせ
中学・高校についての情報も集めておく
小学校の就学相談だけでいっぱいいっぱいになりそうですが、同時に中学や高校についての情報も集めておくと、子供の少し先の姿も想像しやすいです。
私の場合ですが、小学校の就学相談はスムーズに進むことが多いものの、中学校の就学相談は難しくなると話を聞きました。
中学校は支援学級に学区がなくなり、人気校と不人気校で差がでやすいらしいです……
人気校には入学希望者が殺到するため、抽選で入学できる生徒が決まるらしいです!
障害のある子がサポートを受けるための就学相談なのに、運で決まるの!?とショックでした
いざ、息子が高学年になってからこの事実を知ったら、きっともっとショックだったと思います。
他にも、高校の選択肢や障害者雇用についてなど、集めるべき情報は多々あります!
親子共に体調管理をしておく
本記事で紹介したように、就学相談のスケジュールは結構過密です。
他にも、放デイ見学や神経内科の通院、療育などやらなければならないことは非常に多いです。
予定が体調不良で崩れるたび再調整が必要ですし、学校見学や体験が遅れれば就学希望先の決定も遅れます。
今年1年は、家族全員で規則正しい生活をし、体調管理を万全にしたいです!
就学相談の流れや時期についてのよくある質問
最後に、就学相談の流れや時期に関するよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 就学相談はいつから?
- 就学相談は年中の終わりから年長の始め頃にスタートすることが多いです。
自治体によって開始時期が異なるので、確認しておきましょう。
- 就学相談とは?
- 就学相談とは、小学校や中学校に就学する前年度に、発達の気になる子供が就学先を決定する際に相談、協議をすることです。
- 就学相談で就学先が決定するのはいつ頃?
- 就学相談で就学先が決定するのは、年長の秋から冬頃です。
住んでいる自治体や子供の特性、保護者の就学先希望によっても、決定時期は変わってきます。
【まとめ】就学相談を受ける子の年中終わりから年長は本当に忙しい!
就学相談が本格的に始まりまだ日が浅いですが、毎日本当に忙しいです!
子供の小学校生活を大きく左右することですし、今まで経験したことないので、一つひとつの予定をこなすだけでも、非常に疲れます。
体調のせいなのか、私の老化なのか、疲れが回復するのにも時間がかかっています
就学相談は非常に忙しく気苦労も多いですが、息子が楽しい小学校生活を送れるように頑張っていきたいです。
就学相談をする人、一緒に頑張りましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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