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子供に発達の遅れがあり、療育をすすめられた
施設を見学したが送迎、付き添いなどで仕事との両立が難しい
子供が幼稚園に入ったらパートをしたかったけど、療育にも通ってて幼稚園を休む日もあるから両立できるか不安
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、療育と仕事の両立はできるのか、両立するコツを解説します。
結論から言うと、療育と仕事の両立は不可能ではありません。
共働きで夫婦で協力して療育に通わせているご家庭や祖父母の手を借りている人もいます。
しかし、子供が複数人いる、両家祖父母が遠方に住んでいて頼れないなどの事情があると、両立が難しいと感じることもあるでしょう。
療育と仕事の両立をしたいのであれば、送迎サービス付きの施設を選ぶ、休みを取りやすい職場を選ぶのもおすすめです。
本記事では、療育と仕事の両立はできるのか、両立するコツを解説します。
障害児育児をしていて働くのが難しいとお悩みの人は、下記の記事も合わせてお読みいただけると嬉しいです。
療育と仕事は両立できるが難しい
子供の療育の付き添いと仕事は両立できるものの、頻度や内容によっては難しい場合もあります。
私も子供の療育に付き添っていますが、自宅で仕事をしていない場合、両立は無理だったと思います
療育と仕事の両立が難しい理由は、下記の通りです。
- 療育・通院の付き添い時には仕事を休む必要がある
- 療育の種類によって付き添い頻度や時間は変わってくる担当スタッフ・医師や施設都合で予定が決まる場合もある
- 兄弟がいる場合は預け先の確保も必要である
それぞれ詳しく見ていきましょう。
療育・通院の付き添い時には仕事を休む必要がある
子供に障害や発達の遅れがある場合、療育に通わせたり定期的な通院が必要だったりする場合があります。
療育や通院の際には、子供に付き添う必要があります
スケジュールを調整しやすい仕事であれば負担は少ないですが、療育や通院の頻度によっては両立できないと感じることもあるでしょう。
療育の種類によって付き添い頻度や時間は変わってくる
療育は種類によって、頻度や時間が大きく変わってきます。
例えば、病院で行われるリハビリであれば、月に数回、1回につき1〜2時間であることが多いです。
一方、未就園児・未就学児を対象とした児童発達支援に通う場合、親子同伴で週に数回、1回につき数時間拘束される場合もあります。
親子同伴の児童発達支援にガッツリ通う場合、仕事をするのは難しいはずです
しかし、近年では早期療育の重要性が注目されているので、子どもが小さいうちにできるだけのことをしてあげたいと考え、仕事との両立を断念する保護者もいるのではないでしょうか。
担当スタッフ・医師や施設都合で予定が決まる場合もある
療育や通院スケジュールは、親子の都合のみでは決められないことがほとんどです。
多くの場合、担当スタッフや医師のスケジュール、療育施設の空き状況に合わせて予定が決まります。
私の息子が通う療育センターも初診が半年から10ヶ月近く待たされます……
働きながら療育を受けさせる場合、事前に仕事の調整を行う必要がありますし、施設からキャンセル空きの連絡をもらっても対応できない可能性もあるでしょう。
兄弟がいる場合は預け先の確保も必要である
障害を持つ子どもが療育に通う際、兄弟がいる場合にはその預け先も考えておかなければなりません。
付き添いできたとしても、障害を持つ子がリハビリや診察を受けている間、付き添いの兄弟が退屈してしまうこともあるでしょう。
療育や医師との話に集中するためにも、兄弟姉妹は連れて行かない方が良さそうです
そのため、未就園児の兄弟姉妹がいる場合、祖父母や配偶者に預ける、一時保育の活用を検討しなければなりません。
兄弟姉妹が小学生だったとしても、帰宅時間に間に合わない場合、自宅で1人で留守番させるのか、預け先を見つけておく必要があります。
【体験談】療育と仕事の両立どうしてる?
軽度知的障害+弱視の息子は、月に数回の療育と通院があります。
月によって多少変わるのですが、大体毎月3〜4回ほど、療育・通院があります
私は自宅でWebライターをしており融通が利くため、基本的に療育や通院は私が付き添います。
療育と仕事を両立するにあたり、下記の工夫をするようにしました。
- 療育の日は仕事は休みにする
- 療育の日=子供と楽しむ日にしたら焦りをなくせた
- 長期休暇中・体調不良時は夫に療育の付き添いを頼むこともある
- 兄弟は留守番や祖父母に依頼して対応する
それぞれ詳しく紹介していきます。
療育の日は仕事は休みにする
療育や通院の日は幼稚園を休ませるため、私の仕事も思い切って休みにしました。
療育や通院が多い週は、仕事とのバランスを取るのが大変ですが何とか帳尻を合わせるようにしています
療育の日=子供と楽しむ日にしたら焦りをなくせた
療育や通院の日は子供とゆっくりする日、楽しむ日としたら、家事や仕事との両立に悩むことが減りました。
療育センターや病院の近くには、ショッピングモールがあるので、下記のように外食や買い物を楽しんでいます。
- 昼食は子供とフードコートで食べる
- 夕飯はスーパーで惣菜を買う
- 100均やアパレルショップをブラブラする
今振り返ると、息子が療育に通い始めたばかりの頃は息子との意思疎通も難しく、外食やスーパーでの買い物も大変でした。
これも訓練の一環!と考え、半ば義務感で過ごしていました
ただ、息子が成長するにつれ、一緒にポテトをおいしいと食べる、スーパーでかごを片付けてもらうなど少しずつ負担が減ってきました。
この前なんか、モール内をうろうろしていてサンマルクカフェの前で息子が「良い匂いする!今日はここで食べよう!」と言ってくれ、嬉しかったです。
長期休暇中・体調不良時は夫に療育の付き添いを頼むこともある
長期休暇中や私が体調不良のときは、夫に療育・通院の付き添いを頼むことがあります。
長期休暇中は自宅に子供が常にいて、私の仕事が遅れがちになってしまうからです。
他には最近はピルを飲み始めたので楽になったのですが、以前は生理痛がひどく2日目や3日目と療育が被ると夫に依頼することもありました。
兄弟は留守番や祖父母に依頼して対応する
療育や通院は朝イチに予約を入れるようにしているため、上の子の帰宅時には自宅にいられることが多いです。
ただ、息子が脳波やMRIの検査などで時間がかかる場合や予約が取れなかった場合は、私の母に頼んで娘が帰宅する時間に我が家にいてもらうようにしています。
夫が在宅勤務もできるようになったため、母に依頼するのは年に数回あるかないかです
他には、長期休暇中で夫も休めないときは娘に留守番をさせ、息子を療育に連れて行くときもあります。
【結論】在宅フリーランスでないと両立は恐らく無理だった
私が療育と仕事を両立できていたのは、医療施設の療育であり頻度が少なめであることと、仕事が自宅で作業できる+フリーランスだったからです。
在宅フリーランスの仕事と療育・通院を両立できた理由は下記の通りです。
- 納期にさえ間に合えば自分で作業日・スケジュールを決められる
- 忙しい時期・余裕がない時期は受注を減らすなど対応しやすい
- 子供がご機嫌・何かに夢中であれば作業もできる
有給を取得するのではなく自分で自由に休めること、同僚や上司などに迷惑がかからない点は非常に助かっています
療育と仕事を両立するコツ
療育と仕事を両立するには、自宅や職場から通いやすい療育施設を選ぶ、祖父母や配偶者に協力してもらうなど対策をしておく必要があります。
- 通いやすく両立しやすい療育施設を探す
- 祖父母や配偶者に協力してもらう
- 休みに理解ある職場を選ぶ
- パートや在宅フリーランスなど働き方を変える
- 「子供のため」と考えすぎないようにする
それぞれ詳しく解説していきます。
通いやすく両立しやすい療育施設を探す
療育と仕事を両立するのであれば、療育センターや児童発達支援を選ぶ段階で通いやすさも考慮しておきましょう。
例えば、下記の施設は通いやすく仕事とも両立しやすいはずです。
- 自宅から近い
- 駅から近い
- 幼稚園・保育園と近い
幼稚園や保育園と近ければ療育前後に幼稚園や保育園を利用しやすいはずです
療育や通院の日に丸一日休まず、半休やフレックスで対応できれば有給も減らさずにすみますよね
後は、発達に遅れのある子供や特性のある子供と長時間移動するのもしんどいので、仕事との両立を考えていなくても療育施設は通いやすいに越したことはないです。
私は療育センターも神経内科も車で片道30分オーバー……結構遠いですよね
祖父母や配偶者に協力してもらう
療育と仕事を両立したいのであれば、自分だけで何とかしようとせず、祖父母や配偶者にも協力してもらいましょう。
付き添いは難しくても自宅に待機してもらい、兄弟姉妹の帰宅に対応してもらうだけでも助かります
また、病院や療育施設によっては駐車場が混み合うので、療育や通院の際に一緒に車に乗ってもらい駐車に時間がかかるときは受付だけすませてもらうなんてことも赤ちゃん時代のときにはありました。
息子が赤ちゃんの頃は車で1時間の子供病院に通院しており、そこは駐車場が激混みで運転が苦手な私は母親の協力が必要不可欠でした……
休みに理解ある職場を選ぶ
障害のある子供を育てていると療育や通院の付き添いで休むこともありますし、子供の行き渋りやトラブルなどに対応しなければならない場合もあります。
なお、職場を選ぶときには育児に理解がある職場を選ぶというより、個々の事情に配慮してくれる、仕事さえこなしていれば細かく言われない職場を選ぶのがおすすめです。
育児に理解のある職場の中には、定型発達の育児のみを想定している場合もあるからです。
「育休は子供が3歳になるまで、小学生の間は時短勤務可!」なんて恵まれた制度があったとしても、その枠からはみ出てしまうのが障害児育児なんですよね……
育児に理解ある職場の場合、子育て経験のある社員が多い傾向もあります。
- 子供の話をする、聞くのが辛い
- どうしても同僚や上司の子供と比較するのが嫌だ
- 子育て経験のある先輩や上司の心ない発言が辛い
こんな風に思う恐れがあるので、育児に理解ある職場を選ぶ際には、具体的にどのような制度があるのか、上司や先輩の考えなどを探っっておく必要があるでしょう。
パートや在宅フリーランスなど働き方を変える
正社員の仕事と療育の両立が辛いのであれば、パートや在宅フリーランスなど働き方を変えてみるのもおすすめです。
私が実際に働いているからというのもありますが、在宅フリーランスは障害児育児と非常に両立がしやすいです。
- 通勤の必要がなく仕事時間を確保しやすい
- 突然の休みを取りやすい
- 仕事量の調整をしやすい
- 同僚との世間話がほぼない
- スキルや経験を積めば収入を上げられる
- 自宅で仕事をするので不登校や行き渋りにも対応しやすい
どうしても今の職場で両立が難しい場合は一旦休職してみる、その間にWebライターなど在宅ワークに挑戦してみるのもアリです!
「子供のため」と考えすぎないようにする
療育と仕事の両立を考えるとき、どうしても「子どものために」と思いすぎてしまいますが、自分の時間やキャリア、仕事のやりがいも忘れないようにしましょう。
障害児育児をしている母親が就労していると子供と離れる時間がある分、ストレスが減る、子供を客観的に見られるようになるというデータもあります。
また、療育や子供の支援は長期戦であり、今だけ無理をすればどうにかなる性質のものではありません。
子供のために100点の母親で居続けること、頑張り続けることは、残念ながら無理です
我慢しすぎていつか爆発するよりかは、自分にとってちょうどよい暮らしやバランス、家族のあり方を模索することをおすすめします。
在宅ワークや家計、ライフプランについてであれば、相談にも乗れますので、お気軽にお問い合わせください。
障害児育児中におすすめの在宅ワーク
障害児育児中は通勤の必要がなく、仕事の調整をしやすい在宅ワークがおすすめです。
特におすすめの仕事は、WebライティングやWebデザインなどのWeb系職種であり、下記の通りです。
- Webライター
- Webデザイン
- プログラミング
- データ入力
- ハンドメイド販売
- イラスト販売
- ブログ・アフィリエイト
- SNS運用
- 動画編集
- スキル販売
上記のうち、どれをやってみるか悩んだらWebライターがおすすめです!
自分がやっているからというのもありますが、Webライターは時間の融通も利きやすく、他のWeb系職種と比べて初期費用が少なくてすむのが魅力です。
私は、このブログとは別にWebライター初心者向けに「今日からあなたもWebライター」というブログを運営しています。
主婦がWebライターとして月5万円稼ぐ流れなども記事にしているので、興味があればお読みいただけると嬉しいです。
療育と仕事の両立についてよくある質問
最後に、療育と仕事の両立についてよくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 療育は何歳までが対象?
- 療育は障害や発達の遅れがある0歳から18歳までの子供が対象です。
なお、療育は①児童発達支援と②放課後等デイサービスに分けられ、児童発達支援は0歳児から6歳児までの未就学児が対象です。
小学校入学から高校卒業までの子供の福祉サービスとしては、放課後等デイサービスがあります。
▶放課後等デイサービスの選び方について詳しくはコチラ
- 療育にはどんな子が通うの?
- 児童発達支援や放課後等デイサービスの療育は、障害や発達の遅れのある子供が対象です。
療育の内容は子供の障害の程度や特性によって異なり、子供が将来自立するために行うものとされています。
- 障害児育児をしていると母親が働くのは難しい?
- 障害児を持つ母親の就労率は定型発達の子供を持つ母親よりも低いというデータがあります。
同時に、障害児育児をしている父親の就労率は定型発達の子供を育てている父親と大きな差はない、障害児育児をしている家庭の共働き率は低いというデータもあります。
したがって、障害児のいる家庭は専業主婦家庭が多いともいえるでしょう。
家事や育児との両立が難しいと感じる場合は、在宅ワークや日雇いアルバイトなど時間の融通がきく働き方を選ぶのもおすすめです。
【まとめ】療育・子供の支援は長期戦!無理をしないようにしよう
療育と仕事の両立は不可能ではありませんが、療育の頻度や施設の場所、仕事内容によっては難しい場合もあります。
子供を療育に通わせて仕事も続けたいのであれば、配偶者や祖父母にも協力してもらい、自分だけで頑張らなくても良い仕組みを作ることが大切です。
万が一、今の働き方では両立が無理だと感じたら、パートやアルバイト、在宅ワークに切り替えるのも選択肢のひとつです。
例えば、下記の在宅ワークは時間の融通も利きやすく作業量も調整しやすいので、障害児育児中の人にもおすすめできます。
- Webライター
- Webデザイン
- プログラミング
- データ入力
- ハンドメイド販売
- イラスト販売
- ブログ・アフィリエイト
- SNS運用
- 動画編集
- スキル販売
この記事を読んだ人が1人でも多く、自分に合う働き方を実現する、子供の支援と仕事、暮らしを両立できることを願っています。
読んでいただきありがとうございました!