
特別支援学校の入学前に買った方が良いものってあるのかな?



学校が指定するもの以外に、必要なものってあるかな?
本記事では、上記のようにお悩みの人に向け、特別支援学校の小学校の入学準備品で買ってよかったものを紹介します。
- 特別支援学校の小学部の入学準備品
- 小学校の入学準備で買ってよかったもの
- 特別支援学校・支援学級の入学準備品はレシートを取っておくべき理由
- 特別支援学校はランドセル通学なのか、リュック通学なのか
定型発達の娘が小学校に入学するときにも悩みましたが、息子が特別支援学校に入学する際にも、どんな学用品を購入すればよいのか悩みました。
基本的には、学校で必要とされたものを購入し、普段の生活で必要になりそうなものをいくつか追加で購入しました。



今のところ、プール用の水着など、後から追加で指定された品物以外は購入せずすんでいるので、ホッとしています
本記事では、支援学校・支援学級に入学する方に向け、入学準備品を紹介していきます。
入学前にしておいてよかったことは「【特別支援学校】小学校の入学準備でやったこと・やらなくて良かったこと」の記事でも紹介していますので、よろしければ併せてお読みください。


【特別支援学校】小学校の入学準備品
息子が入学した特別支援学校の小学部は、入学時に必要なものが整理されており、非常にわかりやすかったです!
少人数制の学校なので、わからない際には説明会などで聞きやすいのもありがたかったです。
我が家が、準備したものは、主に下記の通りです。
- 上履き
- リュック
- 筆箱
- 鉛筆・消しゴム
- クレヨン
- はさみ
- お道具箱
- ファイル
- 穴あけパンチ
- カッパ・雨傘・長靴
- 体操服
- 軍手
- 私服
あくまで、我が家で購入したものなので、進学先の小学校によって必要なものは異なるはずです。
基本的には、学校で指示された後に準備していけば良いでしょう。
それぞれ詳しく紹介していきます。
上履き
幼稚園でも使っていましたが、気分を切り替えるためにも購入しました。
脱ぎ履きが苦手な子供は、かかと部分に紐をつけてあげると良いと思います。



後は、上履きの左右に悩んでしまう子は、何か印をつけてあげるのがおすすめです
リュック
息子はランドセルではなく、リュック通学なのでスポーツショップで大きめのものを購入しました!



正直、リュック選びが1番難しく感じました……
というものの、息子は身体が小さめなので、身体に合うリュックを選ぶと全然容量が足りません。
学用品リストを確認したところ、A4ファイルを毎日持ち歩くとのことだったので、実際に店舗にA4ファイルを持参し、息子でも入れやすいリュックを探しました。
キッズリュック的なものではまず入らず、大人が登山に使うような大きなリュックを購入しました。



大きすぎるのですが、紐をできるだけ短くして使っています
ただ、疲れている日などはリュックを私が持ってあげることもあるので、そういう意味でも大人用にして良かったと思います。
筆箱
筆箱は「指定はしない」と言われたものの、無地の二つ折りの筆箱が望ましいと言われたので言われた通りのものを購入しました。



スケルトンタイプにしたので、鉛筆がとがっているかもわかりやすく便利です!
鉛筆・消しゴム
自宅学習ではくもんの「こどもえんぴつ」を使用していたのですが、太くて筆箱に入らないので、一般的な太さの鉛筆を購入しました。
筆圧の弱さが心配だったので、4Bを購入しています。
消しゴムは筆箱に入るサイズかつ大きめのMONO消しゴムを買いました。



どちらも学校用だけでなく自宅用にも購入し、自宅学習でも使用する機会を増やしています


クレヨン
特別支援学校では色鉛筆ではなく、クレヨンを使用すると言われたので、指示通りの色数のものを購入。



お名前シールが役立ちました!
はさみ
「幼稚園のものをそのまま使えばいいや」と思っていたのですが、キャップ付きのものを指定され、新しく購入。



幼稚園時代のものはキャップがなかったのか、なくしたのか、いらないと思って処分したのかすら思い出せません……
息子は左利きなので、専用のものを購入しました。
- 自宅での練習用
- 幼稚園時代のはさみ
我が家で左利きは息子だけなのに、左利き用のはさみが2つになってしまい、シンプルライフから遠のいています。
お道具箱
普通学級だとお道具箱などは一括で購入できるのですが、息子が通う特別支援学校は少人数のため「指定品はないので、各自揃えてください」とのこと。
ただ、入学準備の時期になると、ショッピングモールやスーパー、文房具店、書店などでお道具箱など学用品を取り扱っています。



指定品よりも種類が多く、普通学級に通っている娘も「いいなぁ」と言っていました
息子は開け閉めしやすいように、穴が開いているものを選択。
余談ですが、個人的には100円ショップ(ダイソー)にて、お道具箱が売られているのが衝撃でした。



500円商品とかだったと思うのですが「え、これも100均で買えるの!?」と思ってしまいました
小学校高学年くらいでお道具箱が壊れたら、100円ショップのものでも良いかなと思います。
ファイル
息子が通う学校では、教科書も使用するもののプリント学習も多いため、科目ごとにファイルを用意するように言われました。
A4サイズ+2穴であればどんなものでも良いと言われたので、息子はリング式を購入。



100円ショップのものですが、問題なく使えています
文房具店でしっかりしたものを購入するよりも、100円ショップのものの方がリング金具がやわらかめで息子の力でも開けやすいようです。
穴あけパンチ
プリントをファイルに綴じる必要があるので、穴あけパンチも必要と学校からは言われました。



何だか危なくない?使えるのか?
こんな風に不安でしたが、自宅に無印の穴あけパンチがあったので息子にやらせてみました。
紙を挟む箇所やストップ位置を指示すれば使えたので、同じものを購入し持たせています。



紙を挟む位置はペン+テープでガイドを付けています!


カッパ・雨傘・長靴
雨具は学校から指示されないものの、必要なものランキング上位なので、いつもヒヤヒヤします。



というか、娘の入園時・入学時にはいつも忘れていて雨の日に焦ります……
息子の場合「傘を自分でさせるかな、でも傘の練習をしたいよね」など、色々悩み、カッパと雨傘、長靴をそれぞれ新調しました。



学校によっては野外活動も多いため、学校に置き傘・カッパも必要と言われるはずです
息子も入学後に「カッパ、傘を置いておいても良いです」と言われ、カッパを追加で購入しました。
体操服
息子が通う特別支援学校は体操服も指定がないので、自分で購入しました。
- 上は白
- 下は黒・紺
- 体操服っぽいデザイン
上記の指定があったので、楽天で「体操服 小学生」でヒットした良さそうなものを購入。
娘が通う公立小のものより厚手で夏は暑いかもな〜と思うのですが、息子は日中もクーラーがきいた教室で体操服を着て過ごすため良いとします。



指定品がないから全部自分で探して購入なんだよ……



指定品って高い!って思ってたけど、確かにあると楽だよね〜
母にこんな雑談をしたら、「近くの小学校の指定品を流用させてくれるシステムなら良いのにね!」と言われ、確かになぁと思いました。
とはいえ、通えなかった公立小(普通学級)の校章が入った体操服を着るのも複雑な気持ちになりますよね。
普通学級の子には必要でも息子には必要ない(九九カードや計算おはじきとか)ものを購入品から廃除するのも大変なので、母の案は現実的ではないなと思いました。



【我が家でも「息子が着るよね」と思って、2枚買ってしまった娘の体操服がタンスに眠っています
軍手
特別支援学校に息子が入学して実感したのですが、本当に戸外活動の機会が多くあります。



プランターや花壇などでガーデニングをすることも多く、軍手は必需品です
大きな100円ショップに行かないと子供用軍手が売っていないので、見つけたら多めに買っておくのがおすすめです。
私服
息子が通っていた幼稚園は制服だったので、私服もある程度まとめて購入しました。
- 長袖Tシャツ(スウェットのトレーナー含む)
- 半袖Tシャツ
- 半ズボン
- 長ズボン
男の子なので、上記を4〜5枚ほど揃えてローテーションしています。



息子が組み合わせを考えても変になりにくいように無地+ボトムスはシンプルな色にしています
無地のシャツについては、息子が1人で着替えられるようにフェルトで印を付けています。


【特別支援学校】小学校の入学準備で買ってよかったもの
小学校の学用品ではないものの、息子が少しでも自分で動くように、下記のものも購入しました。
- お仕度ボード
- 曜日ボード
- 時っ感タイマー
- こどもちゃれんじ
それぞれ詳しく解説していきます。
お仕度ボード
娘と息子は朝が得意なのか、目覚ましが鳴る前に起きてしまいます。
親が起きる前の時間を有効活用してもらうために、お支度ボードを購入して学校に行く前と帰宅後にすべきことを視覚化しています。





終わった行動はひっくり返せば良いので、息子でもわかりやすいようです
最初に親子で何回か試したら息子も理解したのか、今では私が起きるまでに下記の行動を済ませてくれています。
- 着替え
- 朝食(娘とパンなどを食べる)
- 勉強(チャレンジ)
上記の3つが終わっていれば、TVやタブレットを観ても良いと決めています。
曜日ボード
息子はワーキングメモリーが低いからか、予定の確認を何度もしたがります。



不安感も強めなんだと思います
息子の不安を解消するために、年長の後半くらいから1週間の予定を確認できる曜日ボードも活用しています。





1週間の予定が一目でわかるからか、何度も私に予定を確認してくることがなくなりました
お支度ボードや曜日ボードは手作りすることも考えましたが、買ったものの方がインテリアに馴染みやすく上部なので気に入っています。
時っ感タイマー
残り時間がすぐにわかるタイマーも毎日活用しています。
- 登校時間
- ゲームやタブレットの時間
- 就寝時間
- 休日、お出かけに行くまでの時間
上記などを管理しています。
タイマーが鳴れば、遊びを終了して次の行動に移ることは徹底できているので、何度も息子に「◯◯して」と言わなくて済むようになりました。
こどもちゃれんじ
年長から「こどもちゃれんじタッチ」を受講しているのですが、小学1年生になった今は学年を遅らせて年長向け教材で学習しています。



小学生向けの講座は難易度も上がりますし、教科書準拠のため息子には合わないと感じました
1学年遅らせた年長向け教材は息子のレベルに近いだけでなく、2年目の受講なので息子も教材に慣れていて解きやすいようです。



今後も学年にとらわれず、息子のレベルに合った教材を見つけていきたいです!


購入品は必ずレシートを取っておきましょう!
特別支援学校に入学予定の場合、購入した学用品はレシートを必ず保管しておきましょう。
入学準備品の購入費用は就学奨励費として申請すれば、後から返金してもらえるからです。
就学奨励費とは、特別支援学校や特別支援学校に就学する児童の就学に必要な費用の一部を補助する制度です。



所得制限があるので利用できるかは微妙なところですが、我が家でもすべてレシートを保管しています
就学奨励費を受け取るためには、入学前後の時期に世帯主や家族の情報を申請しておく必要があります。
入学先の学校から書類を受け取れるはずなので、忘れずに申請しておきましょう。



東京都の場合、紙での書類提出ではなく、インターネットでの申請でした


特別支援学校はランドセル?リュック?
息子が入学した特別支援学校はランドセルとリュックの指定がなく、どちらでもOKとのことでした。



スクールバスでもたつくかなと考えたので、息子はリュックにしました
体操服も週2で持ち帰りますし、週明け・週末は荷物が増えてしまうため、大きめのリュックで正解だったと思います。
とはいえ、ランドセルの子も多く「上の子のランドセルを見て欲しがったから」「入学式でランドセルを背負う姿を見たい」など各家庭の事情も様々です。
学校によっては、ランドセルNGとしている場合もあるので、就学相談にて実際に確認してみることをおすすめします。
なお、ランドセルやリュックの購入費用も就学奨励費として申請できるので、レシートを保管しておきましょう。
特別支援学校はGPSが必要?
普通学級では、小学校入学後にキッズケータイを持たせたり、GPSを持たせたりするケースも増えてきています。



娘が通う小学校の場合、キッズケータイかGPSはほぼマストとなっています
息子もGPSを持たせるか悩みましたが、今のところ下記の理由により必要性はあまり感じていません。
- 息子はスクールバス登校であり、バス停までは保護者が送る
- 放デイの日はスクールバス停に職員が迎えに行く
上記のように、息子が1人で外を歩く機会はないので、GPSは持たせていません。



GPSを持たせても「学校にいるんだな〜」「デイに着いたな」くらいしか、確認しなさそうです
障害児の小学校の入学準備品についてよくある質問
最後に、障害児が小学校に入学するときの準備品について、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 小学校の入学準備品はいつ購入するのが良いですか?
-
基本的には入学する小学校が決定し、説明会を受けてからで大丈夫です。
ランドセルのみ希望の品が売り切れてしまう可能性があるので、どうしてもランドセル登校したいのであれば、早めに学校に確認しておくことをおすすめします。
- 発達障害の子供の入学準備品で購入した方が良い文房具はありますか?
-
発達障害であり気が散りやすい特性の子供は、できるだけシンプルなデザイン、機能の文房具を購入することをおすすめします。
発達障害の子の中には指先が不器用な子もいるので、購入した文房具を1人で使えるように練習しておくことも大切です。
【まとめ】学校から言われたものを中心に買う形でOKでした
息子が通っている特別支援学校は対応が丁寧であり、基本的に必要な品物も細かく教えてくれます。
- 学校が指定したもの
- 息子が使いこなせるもの
上記を基準に購入しておけば、特に困ることはありません。
特別支援学校や特別支援学級に入学する子供の場合、学校側も配慮する仕組みが整っていることがほとんどです。
そのため、不安な点や疑問点がある場合には、直接学校に問い合わせをして、入学準備品について確認してみると良いでしょう。
今回は、入学前の不安を少しでも解消してもらえるように、我が家の例を紹介しました。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました
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