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障害児育児はストレスを感じやすいって本当?
確かに、お出かけとか集団生活で癇癪や他害で謝る機会も多く気が抜けない
障害児育児はストレスを感じやすいという統計データもあるようです
本記事では、障害児育児はストレスを感じやすいのか、ストレスへの対処方法を解説します。
育児をしていると我慢しなければならないことも多く、肉体的にも心理的にもストレスを感じてしまうことがあるはずです。
特に、サポートが必要な障害児を育てていると、ストレスをより感じやすくなってしまうのではないでしょうか。
私も、子供の将来について不安に思うときや子供の成長がゆっくりなときに落ち込むときがあります
私の息子は生後2ヶ月で急性脳症になったことで後遺症が残りました。
障害のある息子と過ごして5年近く経ちますが、徐々にストレスが減ってきている、ありのままの息子と楽しく過ごせるようになってきました!
本記事では、障害児育児をしている経験を活かして、障害児育児でストレスを感じるシーンや私なりの対処法を紹介します。
- 8歳娘(定型)・5歳息子(軽度知的障害・弱視)を育児中
- FP2級・Webライター歴8年
- 趣味はゲームに映画鑑賞とインドア派
- 障害児育児は定型育児よりもストレスを感じやすいことがわかる
- 障害児育児でストレスを感じるシーンがわかる
- 障害児育児のストレス対処方法がわかる
障害児育児はストレスを感じやすい
障害児育児をしている母親のストレス調査は国内外で行われており、定型発達の子供を育児している母親よりもストレスが多いという結果が出ています。
インターネット上では、複数の論文や調査結果を見つけることができましたが、いずれも下記のようにまとめられていました。
- 障害児の母親の方が定型発達児の母親よりも育児ストレスが高い
- 家族や友人などサポートしてくれる人が少ない母親は育児ストレスが高い
- 日本の障害児の母親は、海外の障害児の母親よりも孤立感が高い
多様性を認めるべきといった流れも広まりつつありますが、やはり障害児は母数が少ないです。
そのため、今までの人生で身近に障害児や障害者がいないと「子供の将来が不安」「どうやって不安やストレスに対処すればいいかわからない」と悩む母親が多いのではないでしょうか。
【体験談】障害児育児にストレスを感じるシーン
私の息子は生後2ヶ月で急性脳症になり、視力と知的について後遺症が残りました。
息子が退院し自宅での育児が始まってからは、とにかく不安でほぼ毎日1人で泣いていたときもあります。
障害児の母歴5年の私が「障害児育児って負担大きいよなぁ」「どうすれば悩みを解決できるのかわからない」とストレスに感じたシーンは、主に下記の通りです。
- 子供の将来を不安に思ったとき
- 子供の成長を感じられず落ち込むとき
- 癇癪・他害などで謝るとき
- 家族や親族・知人の理解を得られないとき
- 子供の障害が理由で我慢を強いられるとき
それぞれ詳しく見ていきましょう。
子供の将来を不安に思ったとき
子供が赤ちゃんだったときには、障害児育児や障害者の雇用、人生について全くの無知だったため、とにかく将来が不安で泣き暮らしていました。
- 息子は将来生きていて楽しいと思えることがあるのか
- 私は一生息子の世話をし続けなければいけないのか
- 私と夫が亡くなったら息子は誰かに面倒を見てもらえるのか
- 定型発達の上の子が息子を疎ましく思う日がいつか来るのか
息子は急性脳症になったときの月齢が幼いため「どんな後遺症が残るか、どの程度残るかは医師にもわからない」と言われ続けていました。
そのため「言葉が遅いかもね」「発達がゆっくりかもね」と言われだす1~2歳までは息子のできることやできないことに一喜一憂し、本当に辛い日々でした。
今となっては、赤ちゃん時代の息子をもっと可愛がっておけばよかったなと思います
子供の成長を感じられず落ち込むとき
2024年時点で5歳(年長)になった息子ですが、同年齢の子供たちと比べてできないことも多いです。
- 文字の読み書き
- 数字の理解
- 時計
- 食事や着替えの自立
- 手先の器用さ
上記については、小学校入学までに少しでも身につけさせたいのですが、まだまだ練習中です。
5歳になってもスプーンの持ち方が治らず、食べるのがすごく遅いときや何度も同じワークを解いても次の日には内容を忘れているときなどは、気持ちが落ち込むこともあります。
私自身が疲れていると息子の成長の遅さに落ち込む、イライラしてしまうので、今では私がとにかく疲れず毎日楽しく過ごせるように工夫しています
後はできない問題も多いですが、年長4月からこどもちゃれんじのタブレット教材の受講を始めました。
今のところは、毎日楽しそうに学習を続けています!
癇癪・他害などで謝るとき
息子は比較的穏やかで毎日ご機嫌な性格なのですが、年少や年中のときには不安感が強く幼稚園の行事に参加できないときがありました。
「運動会やお遊戯会の練習に参加できないのですが……」と幼稚園の先生から言われると、やっぱり落ち込みますね
先生が連絡してくるってことは、迷惑がかかっている状態だろうし、加配がついているとはいえ、息子に個別サポートが必要な状況は申し訳ないなと感じます。
多分、私自身は子供が苦手で、我が子のサポートすらしんどいときもあるから、余計にそう思ってしまうのかもしれません
癇癪がひどい子やパニックや他害もある子だと、頻繁に親が謝らなくちゃいけなくて辛いだろうなと感じます。
家族や親族・知人の理解を得られないとき
家族や親族、知人が障害に対して理解してくれない、偏見の目を持っているときには辛いな、この場に一緒にいたくないなと感じます。
障害への理解は、その人の性格云々だけではなく、今までどんな人と関わって生きてきたかによっても左右されると思っています。
そのため、家族や親族、知人が障害に対しての知識がなく、少しだけ心がざわざわする発言をしているのを耳にする機会も多いです。
私が聞いていて「嫌だな」と思うのは、こんな発言です
- 母親や妹が職場や学校の知り合いについて「あの人は多動だと思う」などと決めつける
- 「障害年金もらって楽に生きたいな」と仕事でストレスを抱えている知人に言われる
- 五体満足ならいいけど障害を持ったらと思うと、子供は産めないと友人に言われる
心ない発言を聞いて傷つくこともあるのですが、同時に「私も誰かの立場を理解していないことで不用意な発言をしていないだろうか」と考えてしまうときもあります。
というか、相手の気持ちや立場を100%理解して話すことが不可能に近いので「その発言は傷つくな」「悪かった、ごめん」と気軽に言い合えるコミュニケーションが理想だと常々思います。
子供の障害が理由で我慢を強いられるとき
今では減りましたが、息子が3~4歳くらいのときは、一緒に過ごしていて我慢を強いられることも多く大変でした。
当時の息子は指示が通りにくかったので「化粧品を見たいが、ゆっくり選べないな」「本屋さんによりたいけど無理だな」など諦めることも多かったです。
もっと切実なのは、トイレ問題でした。
息子は場所見知りが激しく、4歳以降もベビーカーに乗るときがあったので、出かけた先の大人のトイレが非常に不便でした。
- ベビーカーのときは「スペースあるかな」「多目的トイレ空いてるかな」と不安になる
- ベビーカーでないときは「息子が壁とか汚いところ触らないかな」「そもそも怖がらずに一緒にトイレ入ってくれるかな」と心配になる
私と息子2人で出かけるときは、トイレを我慢するために水分を摂らないようにしていたものです
今ではトイレも多少平気になったので、私も外出先で気軽に飲み物を飲めるようになりました!
【体験談】障害児育児中のストレスはどう変化してる?
息子が生後2ヶ月で急性脳症になり後遺症が残り、2024年4月時点において、私は5年近く障害児の母をしていたことになります。
障害児育児はストレスが多いのは統計結果でも出ていることですが、常にストレスは一定ではなく波があったように思えます。
私のこれまでの育児ストレスは、こんな感じで推移していました。
- 【生後2~3ヶ月】入院期間中は麻痺していた
- 【生後3ヶ月~半年】ストレスMAX!恐らく要注意人物だった
- 【生後1歳くらい】徐々に下の子可愛い!と思い始める
- 【生後2歳~3歳】幼稚園入園で他の子と比べる
- 【3歳~5歳】子供なりの成長を楽しめるようになる
- 【5歳~】就学相談で再び他の子と比べてしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【生後2~3ヶ月】入院期間中は麻痺していた
生後2ヶ月で息子が入院したときは、ストレスは感じていたものも「そんな弱音を吐くことすら許されない」「とにかく頑張らなければいけない」空気でした。
上の子は幼稚園入園直後でばたばたしていましたし、娘の付き添い不可なので両親に協力してもらい息子のお見舞いに行っていました。
両親と会う機会も多く、息子本人が頑張っていたため、弱音なんて誰にも言えないなとたまに落ち込むくらいでした
息子に後遺症が残ることを医師から聞きましたが、このときにも両親が「そんな先のことで落ち込むなんて」といったことを言ってきたので、これ以上落ち込むのはやめました。
【生後3ヶ月~半年】ストレスMAX!恐らく要注意人物だった
退院後は両親の協力も不要になり夫は激務だったので、基本的に日中は私と息子で過ごしていました。
息子は1日3回薬を飲まなければいけなかったので、薬を飲ませるたびに「この子はどうなってしまうんだろう」「将来可愛いと思えなくなる日が来るのかな」と、とにかく不安でした。
当時のことはあまり記憶にないのですが、上の子の3歳児検診を受けた際に娘は問題ないものの私が精神面で問題を抱えていると指摘を受けました。
- 息子が入院中のこと
- 娘の幼稚園入園直後で慌ただしいこと、今後の生活が不安なこと
- 両親は娘の預かりなど協力はするが、心理的に寄り添ってくれるタイプではないこと
- 夫は激務で基本家にいないこと
上記を伝えたら、要観察の扱いになったのか、地域を担当する保健師さんが月に1度訪問してくれるようになりました。
多分1年近く来てくれました
毎月保健師さんが来て日常の話や不安なこと、息子が成長したことを伝えることができて、本当によかったと今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
今思うと保健師さんが来る日も「身支度しなきゃ」「家を片付けなきゃ」とか全く思わなかったので、産後うつとか育児ノイローゼだったのかもしれないと思っています。
【生後1歳くらい】徐々に下の子可愛い!と思い始める
生後1歳くらいまでは息子も月齢通りの成長を続けており、だんだんと可愛いと思える日が増えてきました。
上の子も幼稚園生活や赤ちゃんがいる生活に慣れてきて、娘と息子が一緒に遊ぶのを目にすることも増えました。
マシンガントークする娘を呆然とした顔で息子が眺める絵面が多かったです
【生後2歳~3歳】幼稚園入園で他の子と比べる
息子は言葉の出始めや歩き始めが遅く、1歳半検診でも個別相談や心理検査を受けました。
心理士さんから「社会性は高い」「周りの子を見て成長するタイプ」と言われたので、予定より早く2歳9ヶ月で幼稚園に入園させました。
息子がプレのときに、娘が年長で一緒に園生活を送れるのも決め手でした
ただ入園後は言葉の遅れや息子への指示の通らなさを指摘され、ついつい他の子と比べることが増え、落ち込みました。
幼稚園の行事などは「できるだけ迷惑かけませんように!」とドキドキでした
【3歳~5歳】子供なりの成長を楽しめるようになる
年少の後半くらいから息子もぐっと落ち着いて、幼稚園の先生も息子への対応方法を理解してくれたようでした。
そこから年長までは、毎日がとにかく穏やかで幸せです。
息子もおしゃべりが増えたので、毎日一緒にいて楽しいです
息子は穏やかというか発達はゆっくりなのですが、活発すぎる男児を見て「あれを育てるのは、それはそれで大変……」なんて思うこともありました。
就学相談を控え発達相談を受け境界知能、軽度知的障害と結果が出たときも、比較的穏やかに受け入れられました。
【5歳~】就学相談で再び他の子と比べてしまう
そして、年長になり就学相談が始まったことで、今は少しだけストレスに感じています。
- 息子に合う進学先を見つけられるかな
- 息子は環境が変わっても上手く過ごせるかな
- もっと息子にできることがあったんじゃないかな
この先も「息子可愛い~~」ってなるときと「なんでうちの子は……」と落ち込むときが交互にやってくる気がしています。
障害児育児中のストレスに対処する方法
障害児育児によるストレスや落ち込みがやってくるときもありますが、育児は長期戦と考えてストレスを感じたらできるだけ早く対処するようにしています。
私が行っている対処法は、主に下記の通りです。
- 他の子と比較しないようにする
- 謝罪・お礼は仕事だと割り切る
- 家事・育児のハードルを下げる
- 自分の時間・楽しみを持つようにする
それぞれ詳しく解説していきます。
他の子と比較しないようにする
定型発達の育児でもいえることですが、我が子と他の子の成長や個性、能力を比較して良いことはひとつもありません。
綺麗事みたいですが、どの子にも良い面と悪い面がありますよね
そして、障害児育児はどうしても定型発達の子よりも成長速度がゆっくり、凸凹が大きいことがあるので比べても仕方ありません。
私の接し方や育児に問題や改善できることがあれば、医師や療育のスタッフさんが教えてくれるだろうしと気楽に構えています
どうしても比べたいのであれば、その子の1年前や半年前と比較すると、当時悩んでいたことを解決できていたり、様々な成長を感じられたりしますよ!
謝罪・お礼は仕事だと割り切る
育児をしている中で、親として謝罪やお礼を言うことはもはや仕事だと割り切っています。
感情をこめていないわけではないけど、自分と切り離して謝罪やお礼をしています
学校や幼稚園の先生だって人間なので、好き嫌いもありますし「この保護者や子供やりにくいな」と感じることもあるでしょう。
少しでも子供がそう思われなくてすむように、下記の印象を持ってもらえるように謝罪やお礼は早めに小まめにしています!
- 親子で頑張っているな
- この保護者は学校や幼稚園でトラブルが起きても協力して解決してくれそう
- できない部分や苦手がある子だけどサポートしてあげよう!
- こんなに親が協力してくれるなら、幼稚園も情報集めよう!
障害児育児は非常に大変なので、親が孤立し1人で乗り切るのは現実的ではありません。
医師や療育のスタッフさん、先生など様々な専門家を味方につけましょう
家事・育児のハードルを下げる
ただでさえ、障害児育児は大変で手間も多いのだから、家事・育児のハードルは極力下げるようにしています。
家事や育児の最低ラインは、家族が元気で文句を言わないレベルです!
幸いにして、我が家は私が1番神経質なので、家事や育児のラインは完全に私ベースで設定しています。
具体的には、下記のようにサボっています。
- 療育や通院の日は惣菜を買う
- 夫が飲み会の日は「ワンオペ育児辛い」と主張し、お小遣いをもらう
- ルンバやブラーバを積極的に使用する
- 冷凍食品やカット野菜を多用する(包丁とまな板使わない日だらけ)
- 小言を言う機会を減らして基本的に子供に任せる
こんなダラダラしていても「疲れた」「しんどい」と思ってしまうときがあります
息子が通っている神経内科の医師も言っていたのですが、障害児育児をしている母親、父親は自分に厳しく自己評価が低くなりやすいそうです。
家族が生きているだけで、母親として100点と考えましょう!
私は普段からルンバやブラーバ、電気圧力鍋などの便利家電をフル活用して、できるだけ負担を減らしています。
自分の時間・楽しみを持つようにする
障害児育児をしていると不安になるときが多いので、不安になる時間を短くするために、自分の趣味を大切にしています。
私の趣味はゲームに映画鑑賞です!
映画鑑賞は子供が生まれてから行けていなかったのですが、息子が幼稚園入園を機にまた行くようになりました。
他にも、最近は仕事が終わった後にブログ更新も頑張るようになって、すごく毎日が充実しています。
有料ブログであっても月1,000円程度の負担ですみますし、勉強したことや体験したことが記事として誰かの役に立つのは非常に嬉しく思います。
障害児育児とブログの相性が良い理由については、下記の記事で詳しく紹介しているのであわせてお読みください。
障害児育児のストレスに関するよくある質問
最後に、障害児育児をしているときのストレスについて、よくある質問を回答と共に紹介していきます。
- 障害児育児でストレスが溜まるときとは?
- 障害児育児でストレスが溜まりやすいシーンは、主に下記の通りです。
・子供の将来を不安に思ったとき
・子供の成長を感じられず落ち込むとき
・癇癪・他害などで謝るとき
・家族や親族・知人の理解を得られないとき
・子供の障害が理由で我慢を強いられるとき
- 子育てでイライラするのは普通ではないですか?
- 子育てでイライラすることは珍しいことではありません。
子育て中に疲労感や気力減退、子育てへの不安を感じると、イライラしてしまうときもあるはずです。
【まとめ】育児は長期戦!頑張りすぎないようにしましょう
障害児育児にしろ定型発達の育児にしろ、平均寿命が延び子供の人数が減った現代の日本では、育児は非常に長期戦だと考えられます。
私は、障害のある息子の将来にも悩み、定型発達の娘の結婚や孫育児にも悩む未来が容易に想像できます
マラソンで全力疾走しないように、育児も自分が頑張らなければならない状況はできるだけ改善すべきです。
家族や医師、療育のスタッフさん、先生など子供をサポートする仲間を増やし、毎日乗り切っていきましょう!
当ブログでも、障害児育児を少しでも楽にするアイデアや子供と楽しむ工夫を紹介していきます。
読んでいただきありがとうございました!
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