お悩み特別支援学校でも宿題は出るの?どんな内容なのかな



家で付き添う必要はある?嫌がったときにどうするかも知りたい
- 特別支援学校の宿題は、有無・内容・量が学校や子どもの状況によって異なります。
- わが家は平日プリント1枚。夏休みはプリントとお手伝いがあり、冬休みは宿題なしです。
- 嫌がる日は取り組む順番を工夫し、内容や量が合わない場合は学校に相談することも検討しましょう。
宿題の内容だけでなく、丸付けや付き添いを誰が担うかによって、家庭の負担も変わります。
この記事では、特別支援学校小学部1〜2年生の息子の実例をもとに、平日・長期休みの宿題と、家庭での取り組み方を紹介します。
特別支援学校では宿題は出る?
特別支援学校でも宿題が出ることはありますが、有無や内容、量は学校や子どもの状況によって異なります。
川崎市総合教育センターの過去の調査でも、特別支援学校の教員から、読み書き・計算の課題を出しているという回答と、宿題は出していないという回答の両方が見られます。



お手伝いなど、生活に関する取り組みも挙げられています。
入学前に宿題の様子を知りたい場合は、学校見学や説明会で「どんな宿題が出るか」「家庭ではどの程度の手助けが必要か」を聞くと、帰宅後の生活をイメージしやすくなります。
ここからは、息子が小学部1〜2年生のときに取り組んだ宿題を紹介します。
参考:宿題に困難さを抱える児童生徒への配慮・支援を考える|川崎市総合教育センター


わが家の平日の宿題はプリント1枚|小学部1〜2年生の実例
息子の平日の宿題は、プリント1枚です。小学部1年生から2年生にかけて、内容は少し変わりましたが、量はあまり変わっていません。
本人の「宿題をやりたい」から先生と相談して始まった
きっかけは、放課後等デイサービスで、友達が机上学習の時間に宿題をしている姿を見たことでした。



息子も「僕も宿題をやりたい」と感じ、学校でその気持ちを伝えたそうです。
その後、先生と息子で相談し、放デイのある日も含めて、平日は毎日プリント1枚に取り組むと決めました。
土日はスイミングやお出かけなどで忙しいため、宿題はなしにしています。
運筆から数字・ひらがなのなぞり学習へ
宿題は、息子が1人で取り組める幼児向けの内容です。
| 項目 | 息子の宿題の内容 |
|---|---|
| 小学部1年生 | 運筆のプリント |
| 小学部2年生 | 数字・ひらがなのなぞり学習 |
| 量 | 平日1日1枚 |
| 所要時間 | 約5分 |



学年相当の計算や書き取りではなく、息子が今取り組める課題が出ています。
放デイか自宅で取り組み、丸付けは学校で
始まった頃は放デイで取り組んでいましたが、最近は宿題をせずに帰ってくることもあります。
取り組むのを忘れる場合もあれば、本人が「放デイでは遊びたいから」と話すこともあります。



そんな日は、自宅で嫌がらずにすませています。放デイでやってこない日も、宿題をせずに提出日を迎えたことはありません。
平日のプリントは学校で確認してもらえるため、親の丸付けは不要です。短時間で終わることもあり、わが家では付き添う負担は少ないと感じています。
夏休み・冬休みの宿題とわが家の取り組み
息子の学校では、夏休みはプリント学習とお手伝いの宿題があり、冬休みは宿題が出ていません。
夏休み|プリント学習と毎日のお手伝い
夏休みには、20枚・種類ほどのプリントを受け取ります。
追加で取り組めそうな場合は、家庭でコピーして増やす形です。
1年生のときは、先生から「息子くんは1時間の授業で3枚を目標にこなしています」と教えてもらい、1日3枚に取り組めるよう増刷しました。
2年生のときは、息子が「1日に6枚できる!」「ゲーム・タブレットをやるときは追加でやる!」と話したため、1日6枚と追加分を用意しました。



家庭で量を決める際には、先生に普段の取り組み方を聞いてみるのも参考になります。
この枚数は学校から指定されたものではなく、先生から聞いた学校での様子や本人の希望を参考に、わが家で決めた量です。
夏休みのプリントは保護者の丸付けが必要ですが、基本的に幼児向けの内容なので負担はほとんどありません。
お手伝いは先生・保護者・息子で相談してひとつ決め、取り組んだ日にシールを貼って記録します。
1・2年生とも「玄関の靴をそろえる」にしましたが、帰宅後すぐシャワーを浴びる習慣があり、靴をそろえることが普段の流れに入りにくかったと感じています。
来年以降は、食後のお皿の片付けや配膳準備なども候補にしたいです。
お手伝いを選ぶときは、本人ができる内容かどうかに加え、生活のどの場面で取り組むかも考えておくとよさそうです。
冬休み・春休みは宿題なし|休みの思い出を整理するのみ
冬休み・春休みの宿題はありませんが、夏休み・冬休みともに、親子で一緒に思い出を整理する機会は設けています。
新学期に先生や友達から「休みはどうだった?」と聞かれたとき、息子が話せるようにしておきたいと考えているためです。
「おばあちゃんの家に行ったよね」「海・プールのあるホテルに泊まったね」などと話し、息子の印象に残ったことを聞き出します。



必要に応じて写真も見ながら思い出し、伝えたいことを短い言葉にまとめます。書くことは求めず、本人が話せるようにしています。
息子の学校では、児童が発表した夏休み・冬休みの思い出が学部便りに掲載されるので、先生に聞かれたときに本人が話しやすいよう自宅でも思い出を整理しています。
特別支援学校の宿題で困ったときは?
子供の特性や生活スケジュールによっては、宿題を嫌がる、内容が合わない、量が物足りないと感じる場合もあるでしょう。
ここでは、わが家での対応と、学校への相談について紹介します。
嫌がる日は取り組むタイミングや順番を工夫する
息子も疲れている日や早くゲームをしたい日には、宿題を嫌がることがあります。
そんなときは、「シャワーを浴びてからやろうか」「軽くおやつを食べてからやろうか」と声をかけ、帰宅後にやることの順番を本人に選んでもらいます。
わが家では宿題をやらなくてよいとはせず、いつ取り組むかを選べるようにしています。



息子も宿題はやるものと認識していて、極端な癇癪を起こすことはありません。
タイミングを変えても取り組めない場合は、量や内容が負担になっていないかも確認し、先生に相談してみましょう。


内容が合わない・家では進まないときは学校と様子を共有する
宿題が難しすぎる場合や、学校ではできるのに自宅では進まない場合は、家庭での様子を先生に伝えてみましょう。
- どの問題や作業で手が止まったか
- どのくらい時間がかかったか
- どんな手助けが必要だったか
あわせて、学校ではどのような説明や手助けで取り組んでいるのかを聞き、内容や量、取り組み方を相談します。
必要に応じて、療育スタッフや主治医にも相談し、学校に伝えたい支援のポイントを整理するのもおすすめです。



障害のある子の子育ては保護者だけで解決するのではなく、専門家を巻き込む意識を持ちましょう。
参考:第3章 地域における一貫した相談・支援のための連携方策|文部科学省
宿題が少ないと感じたら学校への相談や家庭学習も選択肢
宿題がない、量が少ない、内容が簡単すぎると感じる場合は、学校での学習内容や宿題の目的を聞き、内容・量について相談してみましょう。
先生が「宿題は確実にやり切れる量を出したい」「宿題を増やして勉強嫌いになるのは避けたい」などという意見であれば、家庭学習で補うのも選択肢のひとつです。



わが家でも、放デイがない日は宿題とは別に家庭学習用のワークに取り組んでいます。




特別支援学校の宿題についてよくある質問
最後に、特別支援学校の宿題事情についてよくある質問を回答と共にまとめました。
- 親の付き添いや丸付けの負担が大きいときはどうすればいい?
-
先生に家庭での負担を伝え、親がどこまで確認し、どこから学校に任せられるかを相談してみましょう。
例えば、「毎日30分ほど付き添っています」「間違いを直すと嫌がり、やり直しに時間がかかります」など、具体的な様子を伝える形です。
量や内容のほか、丸付けややり直しを誰が担当するかも確認できます。
- 宿題を忘れたりできなかったりしたときはどうすればいい?
-
連絡帳などで取り組めなかったことと理由を伝え、次にどうするか先生と相談しましょう。
「学校にプリントを忘れた」「帰宅後の疲れが強く、取り組めなかった」など、事情を添えると家庭の状況が伝わります。
できない状態が続き、担任の先生との相談だけでは調整が進まない場合は、学年の先生や特別支援教育コーディネーターなど、校内の別の相談相手につないでもらう方法もあります。
まとめ|特別支援学校の宿題は、内容や取り組み方もさまざま
特別支援学校では、宿題の有無や内容、量が学校や子どもの状況によって異なります。
息子の場合は、本人の希望から宿題が始まり、先生と相談して平日1日1枚と決めました。夏休みはプリントとお手伝い、冬休み・春休みは基本的に宿題なしです。
宿題の様子を知るには、課題の内容や枚数に加えて、所要時間や必要な手助け、丸付けを誰がするかも確認すると、家庭での負担をイメージしやすくなります。
嫌がる日は取り組む順番を工夫し、内容や量が合わなければ、家庭での様子を先生に伝えて相談してみましょう。



わが家の実例が、入学後の生活を知る手がかりになればうれしいです。









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