お悩みタブレット学習って、親が付き添わなくても子ども1人でできるのかな?



知的障害のある子でも大丈夫?問題が解けなかったらどう手助けすればいい?
タブレット教材は子どもが1人で取り組みやすいよう工夫されていますが、知的障害・発達障害のある子どもの場合、親のサポートが必要になることもあります。
タブレット学習でも、問題の理解や解答に親の手助けが必要な場合があります。我が家でも、家事や身支度をしながら息子がタブレット学習している様子を見守っています。
この記事では、知的障害・発達障害のある息子の受講経験をもとに、親の付き添いが必要になる場面や、家事をしながら見守る方法、問題が解けないときの具体的なサポートを紹介します。
知的障害・発達障害の子のタブレット学習にも親の付き添いは必要?
タブレット教材のメリットのひとつは、子どもが1人でも学習を進めやすいことです。
問題の読み上げや音声・映像による解説、自動採点などの機能があり、親がつきっきりで教えなくても学習できるように工夫されています。
しかし、知的障害・発達障害のある子どもの場合、こうした機能があっても親の付き添いやサポートが必要になることがあります。
タブレット教材でも子ども1人で学習を進められるとは限らない
タブレット教材では、画面の案内に従って操作するだけで学習を進められることがあります。
ただし、タブレットを操作できることと、出題された問題を理解して解けることは別です。
問題文を読み上げてもらっても意味が理解できなかったり、答えを考えるための知識がまだ身についていなかったりすれば、子どもだけで学習を進めるのは難しくなります。
また、タブレットが自動で正誤判定をしてくれても、間違えた理由まで子ども自身が理解できるとは限りません。



こうした場面では、親が問題の意味を説明したり、一緒に考えたりする手助けが必要になります。
わが家でも親のフォローが必要だった
知的障害・発達障害のあるわが家の息子も、タブレット教材を使って学習しています。
息子は基本的に意欲的に取り組んでおり、自分で解ける問題もあります。一方、学習内容によっては親の手助けが欠かせません。
息子にフォローが必要なことは受講前から予想していたので、実際に手助けが必要だったことを負担に感じているわけではありません。
ただ、タブレット教材なら親がほとんど付き添わなくてよいと考えて受講すると、想定していた以上にフォローが必要になる可能性はあります。



特に、子どもが問題を理解できるか、困ったときに自分から助けを求められるかによって、必要な付き添いの程度は変わります。
タブレット学習を検討するときは、子ども1人で完結することを前提にせず、親のサポートが必要になる場合もあると考えておくとよいでしょう。
タブレット学習で親の手助けが必要になる3つの場面
わが家で息子の学習を見守る際に気をつけているのは、問題につまずいている様子や、理解しないまま先に進んでいないかという点です。
特に手助けが必要になるのは、次の3つの場面です。
問題の意味や解き方が分からないとき
息子は学習内容によっては、1人で問題を解けない場合があります。
例えば、まだ十分に学習していない時計やカタカナの問題です。また、引き算など、複数の工程を考えなければならない問題でも手助けが必要になることがあります。
子どもが問題を解けないときには、以下のようにどの部分でつまずいているかを確認することが大切です。
- 問題文が理解できないのか
- 解き方が分からないのか
- そもそもまだ学習していない内容なのか
不正解が続き、子どもがつらそうにしているとき
息子は基本的に意欲的に学習していますが、何度も間違えると「わからないよ」「いやだよ」と言いながら、めそめそしてしまうことがあります。
わが家では、このような様子が見られたら、無理に1人で解かせず手助けするようにしています。
正解できるまで挑戦することも大切ですが、間違いが続いてつらそうにしているときは、子どもの気持ちにも目を向けたいところです。
普段の様子と比べて反応が変わったときも、フォローが必要か確認するきっかけになります。
適当に回答して、理解しないまま次へ進んでしまうとき
息子はごくたまに問題の意味が分からなくても、選択肢を手当たり次第に押して正解し、次へ進んでしまうことがあります。
この場合、画面上では正解になっていても、問題を理解して解けたわけではありません。
そのため、わが家では正解・不正解だけでなく、どのように回答しているかも確認しています。
タブレット教材の学習が順調に進んでいるように見えても、ときどき回答の様子を見ておくと、子どもが理解できていない問題に気づきやすくなります。
タブレット学習中の親の付き添いはどこまで必要?わが家の見守り方
タブレット学習で親のサポートが必要だからといって、常に隣に座って付き添わなければならないとは限りません。
わが家では、息子が1人でできることは任せ、困ったときに家族が手助けするスタイルで学習しています。
受講を始めたら、まずは隣で子どもの様子を確認する
わが家では、タブレット学習を初めて利用したとき息子の隣に座って学習の様子を確認しました。
特に意識したのは、どの程度1人で取り組めるかを把握することです。
実際に見守ってみると、息子は基本的に意欲的に学習しており、自力で解ける問題もあることが分かりました。一方、家族の手助けが必要な問題もありました。
この様子を確認できたので、普段は息子に任せ、必要なときにフォローする方法を選びました。



受講を始める際には、最初に隣で学習の様子を確認し、子どもが1人でできる範囲を把握しておくと、その後の見守り方を考えやすくなります。
慣れてきたら基本的には子どもに任せて見守る
現在、息子がタブレット学習に取り組むのは朝の時間帯です。
家族は家事や身支度、食事などをしながら、息子の学習の様子を気にかけています。
常に隣に座って問題を確認しているわけではないため、朝の用事を進めながら見守ることができ今のところ大きな負担は感じていません。
ただし、これは息子が自力で解ける問題もあり、基本的に意欲的に学習できているからこその方法です。
子どもによっては、操作や問題の理解にもっと手助けが必要になることもあるでしょう。



最初から親が離れて見守ると決めるのではなく、子どもの様子に合わせて付き添う距離を調整するのがおすすめです。
正誤音や子どもの反応を手がかりにフォローする
わが家で見守りの手がかりにしているのが、タブレット教材の正解・不正解を知らせる音です。
家事などをしているときでも、音を聞けば息子が問題に正解したか、不正解だったかが分かります。
不正解の音が聞こえたときには画面をのぞき、取り組んでいる問題や息子の様子を確認します。



そして、1人では解けないと判断したら「一緒にやろー」と軽く声をかけています。
また、息子自身が困っている様子を見せたり、助けを求めたりしたときにも、一緒に取り組みます。
親が常に画面を見ていなくても、こうした手がかりを利用すれば、必要なタイミングで手助けしやすくなります。
わが家では、この見守り方が朝の生活にも合っています。
子どもがタブレット学習の問題を解けないときのサポート方法
息子が問題を解けないとき、わが家では問題の内容や理解度に合わせてサポート方法を変えています。
少し説明すれば解けそうなのか、今の息子には難しすぎる内容なのかを考え、それぞれ違った対応をしています。
問題の意味を噛み砕き、次にすることを具体的に伝える
問題の意味が分からないときには、タブレットの説明をそのまま繰り返すのではなく、息子が理解しやすい言葉に言い換えて伝えています。
また、複数の工程がある問題では、最初から最後まで一度に説明するのではなく、次に何をすればよいかだけをピンポイントで伝えることもあります。



一度にたくさんのことを説明するよりも、今やるべきことをひとつずつ伝える方が、息子にとってわかりやすいからです。
子どもが問題の途中でつまずいている場合には、答えまでの手順を細かく分け、次の一歩を伝える方法もあります。
図や実物を使って、解き方を視覚的に伝える
言葉だけでは伝わりにくい問題では、目で見て分かるように説明することもあります。
例えば「6−4」という引き算で、画面に6つの丸が表示されている場合です。



息子が解き方を理解できないときには、6つの丸のうち4つを私の手で隠して見せることがあります。
そうすると、画面には2つの丸が残ります。このように、引き算の操作を実際に見える形にすると、言葉だけでは伝えにくい内容も説明しやすくなります。
タブレット教材の説明だけでは理解が難しい場合も、親が画面にあるものを使って補足できるのは、家庭学習ならではの工夫だと思います。
難しい問題は無理に解かせず、学習への意欲を優先する
一方、今の息子にはまだ難しいと感じる問題については、答えをそのまま教えることもあります。
例えば、時計やカタカナなど、まだ十分に学習していない内容です。
こうした問題は、現時点で息子の理解度に合っていないと考えているため、答えを教えることに抵抗はありません。
無理に解かせようとして、タブレット学習を嫌いになってしまうことを避けたいからです。
ただし、答えを教えるだけでなく、嫌がらない程度に「カタカナのノはこんな形だね〜」などと話しかけることもあります。



わが家では、出題された問題をすべて自力で正解させることよりも、息子が前向きに学習を続けられることを大切にしています。
子どもがつまずいたときは、少しのヒントで解けそうなのか、説明を工夫すれば理解できそうなのか、まだ学習していない内容なのかを見ながら、手助けの仕方を考えるとよいでしょう。
親の付き添いが必要でも、タブレット学習をおすすめする理由
わが家では、親の付き添いが必要でも、紙教材よりタブレット教材の方がおすすめだと考えています。
それは、親の負担を抑えられるだけでなく、音声や映像を使った学習や、デジタル機器に慣れる経験にもメリットを感じているからです。
紙教材と比べて親の負担を抑えやすいと感じている
わが家の場合、紙教材よりもタブレット教材の方が、親の負担は少ないと感じています。
紙教材では息子が自分で読み進めることが難しい問題も多く、親が説明したり、答えを確認したりする必要があります。
一方、タブレット教材であれば、問題の読み上げや正誤判定などを教材に任せられます。



すべての問題を親が説明する必要はなく、息子が自力で取り組める部分もあるため、付き添いの負担を抑えられています。
もちろん、必要なサポートの量は子どもの理解度や教材によって異なります。
それでも、わが家では紙教材よりタブレット教材の方が、親の負担を抑えながら学習を進められると感じています。


音声や映像による説明が学習の助けになる
タブレット教材には、音声で問題文を読み上げたり、映像やアニメーションで学習内容を説明したりする機能があります。
例えば、文字を読むことが難しい子どもでも、問題を読み上げてもらうことで、親が代わりに読む必要を減らせます。
また、図形の動きや数の変化など、静止した紙面では伝わりにくい内容を映像で確認できる教材もあります。
知的障害・発達障害のある子どもに限らず、言葉だけの説明よりも、図や映像を組み合わせた方が理解しやすい場合もあるでしょう。
どのような説明が分かりやすいかは子どもによって異なりますが、学習内容を伝える方法が複数あることは、タブレット教材のメリットだと考えています。
デジタル機器に慣れる経験にもなる
私がタブレット学習をおすすめするもうひとつの理由は、デジタル機器の操作に慣れる機会になることです。
スマートフォンやタブレット、パソコンなどは、日常生活のさまざまな場面で使われています。
知的障害・発達障害のある子どもにとっても、将来こうした機器を利用する場面はあると考えています。
そのため、わが家ではタブレット学習を勉強するためだけでなく、画面を操作したり、音声の案内を聞いたりする経験を積む機会としても捉えています。



将来のデジタル機器の活用につながることを期待している点も、私がタブレット教材を選ぶ理由のひとつです。
障害のある子どもに合った通信教育の選び方については、「知的障害の子供に通信教育は向いてない?おすすめの通信教育を紹介」で詳しく紹介しています。


知的障害・発達障害の子のタブレット学習についてよくある質問
最後に、知的障害や発達障害の子どもがタブレット学習を進める際によくある質問を回答と共に紹介します。
- 親が付き添えない日でもタブレット学習はできる?
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子どもが1人で取り組める内容であれば、親が付き添えない日でも学習できる場合があります。
わが家では、別の家族が見守るか、息子1人で取り組んでもらっています。1人で学習する場合は、普段は週末だけ許している好きなワークを「特別に今日はやっていいよ」と伝えることもあります。
子どもが自力で取り組める内容を選ぶなど、付き添える状況に合わせて学習内容を調整するのもひとつの方法です。
- 親が答えを教えてしまっても大丈夫?
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答えを教えることがよいかどうかは、子どもの理解度や学習の目的によって変わると考えています。
わが家では、まだ学習していない内容であれば、答えを教えることにも抵抗はありません。
問題の理解を深めたいときはヒントを出すなど、何を目的に取り組むのかによって手助けの仕方を変えるとよいと思います。
- タブレット学習そのものを嫌がる場合はどうする?
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まずは、タブレット教材が嫌なのか、疲れていて学習する気分ではないのかを確認してみましょう。
息子も朝にタブレット学習を嫌がることがありますが、そういう日は食事や着替えも嫌がっており、教材自体が原因とは感じていません。
一方、特定の問題や操作を嫌がる場合には、学習内容や教材の使い方が合っているか確認することも必要でしょう。
まとめ|タブレット学習は子どもに合わせた親の見守りが大切
知的障害・発達障害のある子どものタブレット学習では、親の付き添いや手助けが必要になることがあります。
ただし、すべての問題に親が付き添う必要があるとは限りません。
これからタブレット学習を始めるなら、まずは次の3点を確認してみてください。
- 子どもが1人で操作・解答できる範囲はどこまでか
- どんな問題や反応が見られたときに親の手助けが必要か
- 家庭の生活リズムの中で、どのように見守れるか
親のフォローが必要でも、タブレット教材のメリットがなくなるわけではありません。



受講前からサポートが必要になる可能性を考え、子どもに合った見守り方を探していきましょう。











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