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固定費は節約できる部分がないから、変動費を少しでも節約したい!
日用品や食費の買い物回数を減らす、子供とのお出かけに水筒を持参するなどがおすすめですよ!
本記事では上記のようにお悩みの人に向けて、障害児や発達に特性のある子を育てているご家庭向けの変動費の節約アイデアを紹介します。
節約をする際には固定費から削っていくのが原則ですが、固定費を削れない事情がある場合やすでに固定費は十分節約できている場合は変動費も見直しましょう!
「家族の食事を減らす」など健康に害を及ぼす恐れがある節約はNGですが、変動費も生活スタイルを変えるだけで無理なく節約できる場合があります。
本記事では、我が家でも実際に試している変動費の節約アイデアを紹介します。
固定費の節約方法については「障害児育児中の家庭が固定費を節約する7つの方法!教育費に注意」の記事で詳しく解説していますので、ご参考ください。
- 変動費の節約アイデア
- 障害児・発達に特性のある子を育てている人向けの節約アイデア
- 家計管理の方法
変動費の節約方法9選
食費や日用品費など変動費の節約アイデアというと、「食事を1品減らす」「もやしやキノコ、豆腐など安価な食材をフル活用する」などイメージをお持ちの人もいるのではないでしょうか。
ただ、偏食なことも多い障害児や発達に特性のある子でこれらの節約を試すと、生活の質が下がりますし親子ともにストレスが溜まるはずです。
そこで本記事では、障害児や発達に特性のある子を育てていても実行しやすい節約アイデア10個を紹介します。
- 買い物回数を減らす
- 外食ではなく中食にする
- 水筒を持参する
- 子供の服や靴は定番を見つける
- 学用品は安いものをストックする
- 家計簿を習慣づける
- ローリングストックを意識する
- ガソリン代は割引制度をフル活用
- インテリア雑貨は買わない
それぞれ詳しく解説していきます。
買い物回数を減らす
食費や日用品の買い物は小まめに行くのではなく、週に1度など頻度を落としましょう。
買い物を減らすことによる節約効果は、主に下記の通りです。
- 食材ロスを減らせる
- 無駄な買い物を減らせる
- 安売り時に不要なまとめ買いをしなくてすむ
我が家でも食材や日用品の買い物は週に1度が原則であり、足りないものや果物など新鮮なものを食べたいときは週に数回、必要なものだけ買い足しています。
最初のうちは1週間に必要な食材量の見極めが難しいのですが、慣れてくると食材ロスも減らせますし、まとめて食材の冷凍や下ごしらえもできるのでお金だけでなく時間も節約可能です。
何より、子供と買い物に行って疲れるのを減らせるのが助かります
外食ではなく中食にする
子供がいると外食の機会も増えますが、我が家では障害のある下の子がどうしても騒いでしまうのでスーパーなどで惣菜を買う中食を増やしています。
外食よりも費用が抑えられますし、人の目や混雑を気にせず楽しめるのが魅力です
私は料理が苦手で自宅で揚げ物をしないので、惣菜で揚げ物を食べるとそれだけで特別感があります。
夕方や夜まで外出して夕飯の準備ができないときも、車内で食べられる惣菜やファストフードのドライブスルーを利用しています。
ファミレスも家族4人で行くと5,000円超えますもんね……
水筒を持参する
子供との外出の際は1人ひとりに水筒を持たせるようにしています。
ジュース代を節約できるのはもちろんですが、子供たちは偏食もひどいので外出先で飲める飲み物が見つからない可能性もあるからです。
水筒あるから飲み物は買わない
こんな風に下の子も言ってくれます。
個人的には子供に水筒を持たせて外出すると、子供に「のど乾いた」と言われず自分で飲んでくれるのが楽です
ただし、子供に水筒を持たせるときには下記の点にご注意ください。
- 「店の中や道の真ん中など迷惑になる場所では飲まない」と伝えておく
- 「外食時には水筒の飲み物を飲むことはできない」と伝えておく
- 水筒の紐が首に絡まないように注意する
車内でも水筒を持たせているのですが、紐が首に絡まって窒息するのを防ぐため子供たちが眠そうにしていたら親が預かるようにしています。
子供の服や靴は定番を見つける
子供服や靴は可愛いものがたくさんあるのですが、着る身体は1つしかないので定番品をサイズアップしていくようにしています。
同じものを買い足すと決めておけば、兄弟でお下がりも考えやすいですし、小さくなったときの買い足しや予算設定もしやすいメリットがあります。
我が家ではヒラキの服や靴をフル活用です!
学用品は安いものをストックする
雑巾や上履きなど急に学用品を揃えようとすると、少し割高なお店で購入せざるを得ないケースもあります。
万が一、購入できなかったら困りますしね……
- 小学校で使うノート
- 鉛筆(赤鉛筆も)
- 消しゴム
- サインペン
- 上履き(サイズアップ用)
- 雑巾
- 子供用軍手
上記は幼稚園でも小学校でも使う頻度が高いので、まとめて買っておき、なくなったタイミングで購入しています。
ただ、この前うっかり雑巾を切らしてしまい100均で見つからず、ドラッグストアでお高めの雑巾を買いました……
こうならないように、今は雑巾を大量にストックしています!
家計簿を習慣づける
家計簿は使ったお金の記録であり家計簿自体に節約効果はないのですが、無駄遣いがないか管理するため記録しています。
家計簿をつければ、自分が何にお金を使っているかもわかりますし、無駄遣いだと思った支出を次から減らせるはずです。
家計簿はアナログでもデジタルでもスマホアプリでも何でもよくて、クレジットカード払いがほとんどの人はカードの利用明細を確認するだけでもOKです。
ハードルを低くすると、家計簿を続けやすくなりますよ
子供に金銭感覚を身につけさせるためにも、大人が楽な家計簿の付け方を探ってみるのも良いですね。
ローリングストックを意識する
防災用品は専用のものを用意するのではなく、ローリングストックがおすすめです。
ローリングストックであれば専用の防災グッズを買わなくてすみますし、障害児や発達に特性のある子も普段食べている品を災害時に食べられます。
偏食気味の子やこだわりが強い子のために、日持ちする食材で「これなら食べられる」というものをいくつか見つけておきましょう。
- フルーツ缶詰
- シリアル
- ツナ缶
- レトルトカレー
我が家では上記の品を中心に防災用として備蓄しています。
ガソリン代は割引制度をフル活用
ガソリンは専用のクレジットカードの活用やセール日を狙って、できるだけ安い価格で給油しましょう。
本来であれば、車を所有しないのが最も節約できる方法ですが、障害児育児をしているご家庭では下記の理由で現実的ではありません。
- 子供の通院や通所が多い
- 子供の登園・登校に送迎が必要なこともある
- 子供と公共の交通機関で移動しにくい
車に乗らない、車を手放すことは難しいので維持費を少しでも節約しましょう。
ガソリン代を安くする方法は、主に下記の通りです。
- セルフのガソリンスタンドを利用する
- 地域で安い価格のガソリンスタンドを見つけておく
- セール日や時間帯を狙う
- ポイント制度を活用する
- ガソリンスタンドの会員になる
- ガソリンスタンドで車検をして割引券をもらう
- ガソリンスタンド専用のクレジットカードを利用する
我が家ではガソリンスタンド専用のクレジットカード+車検割引を利用しています
定価の約10円引きで給油できるので、かなり助かっています。
インテリア雑貨は買わない
インテリア雑貨をむやみに買わず、シンプルで誰が見てもどこに何があるか理解できる家にした方が節約しやすいです。
インテリア雑貨を買わずシンプルインテリアにするメリットは、下記の通りです。
- インテリア雑貨代を節約できる
- 子供にインテリア雑貨を壊されることもなくなる
- 掃除の手間を減らせる
- 家族が物の位置を把握しやすい
- 家族も片付けやすくなる
ASDの子でこだわりが強い場合は模様替えを嫌う子もいますし、ADHDの傾向がある子は不注意で繊細な雑貨を壊しやすいです。
我が家でも「家は家族みんな落ち着くところ」と思っているので、極力不要なものは置かずスッキリできるようにしています。
ただ、可愛い雑貨やお気に入りのものをみて気分を上げたい気持ちは私のもあるので、仕事用のデスクや普段使う日用品をお気に入りの見た目にしています。
変動費よりも固定費・特別費を節約しよう
節約をするときには変動費だけを節約するよりも、固定費や特別費の見直しをした方が節約効果が出やすい場合があります。
また特別費とは、1年間の中で使うことが決定している下記のお金などを指します。
- 子供の誕生日やクリスマスプレゼント代
- 車検代やカーメンテナンス代
- 保険料(年払い)
- 通信教育の回避(年払い)
- 帰省費用や旅行代
- 長期休暇のレジャー費
家計管理ができていないご家庭では、上記の特別費を見落としているケースが多いです。
そのため、特別費を把握しコントロールするだけでも年間10万円近く節約できる可能性があります。
固定費の節約方法
固定費の節約方法は複数ありますが、家賃や住宅ローン、保険料など金額が大きいものから見直すのがおすすめです。
固定費の代表的な節約方法は、下記の通りです。
- 家賃・住宅ローンの見直し
- 電気・ガスの会社・プランの見直し
- 格安SIMへの乗り換え
- 利用していないサブスクリプションの解約
- 保険の見直し
- 自動車の維持費・保険の見直し
- 教育費や習い事費用の見直し
ただし、障害児や発達に特性のある子を育てていると、騒音問題がありマンションには住めない、公共の乗り物を利用しにくく自動車は必要不可欠などの事情もあります。
その場合は、各ご家庭で無理なく節約できそうなものから始めていきましょう。
障害児育児中のご家庭でも試しやすい固定費の節約方法は「障害児育児中の家庭が固定費を節約する7つの方法!教育費に注意」の記事で詳しく解説しています。
特別費の節約方法
特別費は発生頻度は少ないものの金額が大きくなりがちで、家計を圧迫する恐れがあります。
- 税金の支払い時期は毎年慌ててしまう
- 車検費用を用意するのが大変
- 子供のプレゼント代が毎年思ったより高くついてしまう
上記のようにお悩みの人は、特別費を把握できていない可能性が高いです。
特別費は減らすのも大切ですが、必要金額と支出の時期を把握するだけで家計をコントロールしやすくなります。
- 手帳や家計簿、クレジットカードの明細などをみて特別費の内容や時期を把握する
- 特別費の予算を立て予算内でやりくりするように工夫する
例えば、家族4人の旅行代が年間20万円で予算が立てられているとしましょう。
- 沖縄に行きたいけどピーク時は絶対無理だな
- 子供と海水浴がしたいなら近場の海水浴場+温泉のついているホテルもありだな
こんな風に、家族の希望に合う旅行プランを予算内でやりくりできるはずです。
収入と支出のバランスが悪いときの対処法
変動費や特別費、固定費を削減しても目標貯金額を達成できない場合や家計にゆとりができない場合は、そもそも収入と支出のバランスが悪い恐れがあります。
収入と支出のバランスが悪く家計を改善できないときは、下記を試しましょう。
- 収入アップを目指す
- 貯金以外の方法で増やす
それぞれ詳しく解説していきます。
収入アップを目指す
支出を減らすのではなく、収入を増やすのも効果的です。
ただ、障害児や発達に特性のある子はサポートを必要とすることも多く、共働きでバリバリ働くのが難しいケースもあります。
私も第一子が妊娠中にWebライターやブログの仕事を始め、今では夫の扶養を抜けて働けるまでになりました!
障害児育児中の主婦にブログがおすすめな理由は「障害児育児中の主婦に副業ブログがおすすめな理由7つ|始め方も紹介」で詳しく紹介しています。
貯金以外の方法で増やす
定期預金のみでは子供の学費や老後資金を用意するのが難しい場合は、貯金だけでなく投資で増やすことも検討しましょう。
一方でアメリカや全世界のインデックス株式に投資すれば、年10~20%近くの利回りとなる場合もあります。
利回り20%の場合、100万円を1年間運用すれば120万になる計算です!
リスクを抑えて投資で増やすには長期運用することが大切であり、老後資金や親亡き後に子供に遺すお金などを貯めるのがおすすめです。
障害児育児中のご家庭が新NISAで投資するのがおすすめな理由は「【FP解説】障害者育児中の親に新NISAで運用をおすすめする理由」で詳しく紹介しています。
【まとめ】変動費の節約は家族に合った方法が大切!
変動費は節約による生活の変化がわかりやすいので、節約疲れや家族の反発を防ぐために無理のない範囲で行うことが大切です。
食費を削りすぎたら生活に潤いがなくなりますし、子供の成長に必要な栄養素を確保できない恐れもあります。
ご家庭に合う節約方法を見つけたいのであれば、「」などを参考に平均的な支出と比較してみるのも良いでしょう。