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毎月節約しているのに、長期休暇や結婚式などのタイミングで突然お金が飛んでいく……
発生することがわかっているお金は、特別費として管理するのが良いですよ!
本記事では、年間特別費のフォーマットや特別費を計画、予算設定するコツを紹介していきます。
家計管理をするにあたり、特別費の管理は非常に重要です。
特別費とは、家族旅行の費用や子供の夏期講習代など1年のうち決まったタイミングで発生する支出です。
特別費は金額が大きいものの多いため、事前に金額やタイミングを把握しておき積み立てておく必要があります。
特別費の管理を疎かにしていると、予期せぬタイミングで貯金を崩す必要が出る恐れもあるのでご注意ください
逆に言ってしまえば、年間特別費をコントロールできれば、毎月の家計管理も非常にしやすくなるはずです。
年間特別費を管理する方法はいくつかありますが、予定表などを作成し記載しておくのが手軽でおすすめです。
本記事では、年間特別費のフォーマットをアナログ、デジタル版共に紹介していきます。
- 年間特別費のフォーマットや記載例がわかる
- 年間特別費をリストアップする方法がわかる
- 年間特別費を設定する方法がわかる
【注意】1年間でかかる特別費は意外と多い!
年間特別費とは、名前の通り1年間の中で発生する費用です。
家電の故障など突発で発生する費用ではなく、家族旅行や帰省、出席が予定されている結婚式などあらかじめ発生時期が決まっているものを指しています。
毎月のやりくりで家族旅行や帰省代10万円以上を捻出するのは難しいですよね
したがって、年間特別費は1年間分をリストアップし、あらかじめ積み立てておくことが大切です!
年間特別費の金額は意外と多いため、無視して家計管理すると、意図せぬタイミングで赤字になったり、貯金を切り崩したりしなければならない恐れもあります。
例えば、我が家では2023年は約72万円の特別費がかかりました!
【無料配布】年間特別費のフォーマット
年間特別費を管理するには、1年間を通してご家庭でかかる特別費をリストアップするのが手軽でおすすめです。
本記事では、どんな風に特別費を管理すべきかお悩みの人に向け、無料で利用できる年間特別費のフォーマットを用意しました。
ダウンロードと使用方法を詳しく紹介していきます。
年間特別費のフォーマットのダウンロード方法
年間特別費のフォーマットをダウンロードする方法は、下記の通りです。
- 上記のリンクもしくは「こちら」からスプレッドシートを開く
- 「ファイル」→「コピーを作成」を選択する
- ご家庭で発生する年間特別費を記載していく
元となるフォーマットには、直接入力できないようになっているので、コピー後にご使用ください。
また、データを入力する以外にも、印刷して記入できます。
印刷方法は、下記の通りです。
- 上記のリンクもしくは「こちら」からスプレッドシートを開く
- 「ファイル」→「ダウンロード」→PDFを選択する
- A4・縦向きでご自身のPCなどにPDFとして保存する
- 保存したPDFをご家庭やコンビニのネットプリントなどで印刷する
スプレッドシートから、直接印刷していただいても構いません
年間特別費のフォーマットの使い方
フォーマットには予算と実費があるため、予算立てに使えるだけでなく、実際にいくらかかったかまで確認できます。
基本的な使い方は、下記の通りです。
- 各月に発生する特別費と予算を入力していく
- 昨年度積み立てていた特別費の余りを「F44」に入力する
- 実際に特別費を使ったタイミングで実費の部分に入力していく
関数を使っているので、各月の特別費を入力すれば年間の合計額も算出されます。
前年の余った予算を入力すれば、今年積み立てなければならない金額や毎月の目標積立額も自動で計算されます!
【体験談】私は手書きで書いてます
私も以前は年間特別費をGoogleスプレッドシートで管理していたのですが、今は家計簿を手書きに戻したので、ノートにまとめています。
私は無印の「ノート・マンスリー」で家計簿をつけています!
年間特別費に関しては、マンスリーページに無理やり書いています。
無印の「ノート・マンスリー:を2年分の家計簿として使用しているので、昨年度の内容も確認しやすいです!
年間特別費をリストアップする方法
年間特別費を管理するには、1年間の計画を立て事前に費用をリストアップする必要があります。
年間特別費をリストアップする方法は、下記の通りです。
- 過去のスケジュールを確認する
- 過去の家計簿・通帳・クレジットカード履歴を確認する
- 今年のイベント・スケジュールから特別費を予測す
- 特別費の金額を見積もる
それぞれ詳しく解説していきます。
過去のスケジュールを確認する
過去にどんなイベントがあったか、どんなときにまとまった支出があったかを調べるために、過去のスケジュールを確認してみましょう。
下記の方法で過去の情報をできるだけ集め、今年1年間の計画をしていきましょう。
- 過去に使っていた手帳
- 写真
例えば、家族写真や帰省費用の写真を見て「今年も費用を積み立てておこう!」と気付けると良いですね!
過去の家計簿・通帳・クレジットカード履歴を確認する
家計簿をつけているのであれば、過去の家計簿を見て特別費として計上すべきものがないか確認してみましょう。
例えば、下記の費用は金額も大きくなりがちですし、決まったタイミングで発生するので特別費として計上することをおすすめします。
- 子供の通信教育の受講料(年払い)
- 町内会費
- 入園・入学金
- 車検費用
- 保険料
- 家の点検費用・メンテナンス代
他にも、色々あるはずです!
なお、家計簿をつけていない人は通帳やクレジットカードの履歴を見て、大きなお金が動いているときを確認してみましょう。
最初から完璧な年間特別費を計画するのは難しいので、徐々に精度を上げていく意識を持つことも大切です!
特別費を計画しようと考えたものの情報が揃わず、挫折してしまうのはもったいないですよ。
今年のイベント・スケジュールから特別費を予測する
過去の情報から特別費をリストアップした後は、今年の予定から特別費に漏れがないかも確認してみましょう。
過去の情報から見つかる特別費は、毎年発生するものが多いため、今年突発で発生する費用については、先の予定から逆算する必要があります。
例えば、子供が受験生なら、塾の夏期講習・冬期講習費用や受験料などを特別費として設定しておきましょう
他にも「楽しみにしていた家族旅行を今年の夏に計画している!」「今年住宅を購入予定」など大きなイベントがあるときには、特別費を計上しておきます。
特別費の金額を見積もる
特別費が発生するタイミングをリストアップできてら、予算を見積もっておきましょう。
例えば、家族旅行であれば行先や泊まるホテル、交通費などを調べておけば、予算を設定できるはずです。
他にも、子供の夏期講習・冬期講習費用なども塾のパンフレットを確認する、先輩ママに聞くなどの方法で予算を設定できます。
SNSやインターネット検索で調べてみるのもおすすめです!
年間特別費を設定するコツ
本記事で解説してきたように、年間特別費を設定する際には、項目と予算の設定が大切になってきます。
ただ、今までどんぶり勘定で生活してきた人にとっては、どちらの設定も非常に難しいはずです。
なので、予算内で特別費をやりくりすることや特別費が原因で毎月の家計が赤字にならないようにするために、予算を多めに設定するなどの工夫をしておきましょう。
詳しく解説していきます。
予算を多めに計上しておく
年間特別費を設定する際には、予算を多めに計上しておくのもおすすめです。
また、特別費の中には子供の塾代や家族旅行など、教育や家族の思い出に必要な費用も多いです
無駄遣いしないことやできるだけ節約をすることは大切ですが、予算をかつかつにしすぎず子供を志望校に合格させる、家族で楽しい思い出を作るなど目標を実現するための予算を確保しておくことも意識しましょう。
実際にかかった金額もメモしておく
年間特別費の計画の精度を上げていくには、予算だけでなく実費もメモしておきましょう。
例えば、旅行などは現地で毎日遊んで豪華な食事を食べるプランを設定して予算を組みますが、実際には家族で疲れ果てて現地のファストフードを食べるときもあります。
こういった予算と実費のずれを毎年少しずつ修正していけば、必要なだけの予算となるので、毎月の積立ハードルも下がります。
予算が多いと安心ですが、その分だけ積立も大変になりますよね……
また、特別費のリストアップや積立を始めたばかりのうちは「これも特別費として払っていたのか!忘れていた!」という事態も多いです。
予算に計上していなくても「次回からは特別費として用意しておこう」と感じたものは、かかった費用を記録しておくと良いでしょう。
レジャー・帰省費用も特別費として計上する
特別費は子供の塾代や年払いの保険料など、生活や教育に絶対必要なものだけでなく、レジャーなど家族の楽しみに関するものも計上しておきましょう。
節約をしようとすると、特別費も切り詰めようとしてしまいがちですが、レジャーや帰省など家族の思い出や楽しみに関わる要素をきっちり予算として用意しておくと、罪悪感なく旅行なども楽しめます。
ただ、予算の都合はどうしてもあると思うので、家族全員で「どんな旅行をしたい?」「帰省の頻度は?」など話し合ってみるのもおすすめです。
例えば、家族旅行の希望が「現地でおいしいものを食べたい」「飛行機や新幹線など普段乗り物に乗りたい」では、予算や行き先が変わってくるはずです。
家族の希望にぴったり合う旅行をセッティングすれば、お金を使ったときの満足度も上がります
【まとめ】特別費を管理できれば家計をコントロールしやすくなります!
年間特別費を管理できれば、毎月のやりくりの難易度も下がりますし、突発のイベントにも慌てなくなります。
「固定資産税の納付書が届いて毎年慌てる」「家族旅行の費用が毎回予算オーバーしてしまう」などといったお悩みの人は、年間特別費を管理してみるのが良いでしょう。
本記事でも、年間特別費をリストアップするためのフォーマットを用意しています。
無料でダウンロードできるので、お気軽にご使用くださいませ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!