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家計簿をつけたいと何度か挑戦しているのですが、面倒くさくなり度々挫折してしまいます……
レシートが溜まってしまうと、どうしても家計簿が面倒になりますよね……お気に入りの文房具を使用するなど続けやすくする工夫をすることが大切です!
本記事では、上記にお悩みの人に向け、家計簿を面倒だと感じてしまう理由や続けるコツを紹介します。
私は結婚して10年ですが、新婚当時からずっと家計簿をつけています。
結婚してすぐは夫の奨学金返済もあったので、生活を切り詰めできるだけ節約しようと考えていました。
そして、今では子供が2人生まれ4人暮らしになり、将来に向けて貯金をするため家計簿をつけて家計管理をしています。
家計簿が面倒、続かないとお悩みの人の多くは、完璧な家計簿を目指してしまう、後から見返さないなどの理由が多いです。
何のために家計簿をつけるのか、自分にとって一番楽な方法は何かを考えると、家計簿を続けやすくなりますよ。
本記事では、FP資格を持ち家計簿歴10年の筆者が、家計簿を面倒だと感じる理由や続けていくコツを紹介します。
- 家計簿歴10年以上
- 世帯の総資産は1,600万円以上
- 8歳娘・5歳息子を育児中
- FP2級・Webライター歴8年
- 家計簿をつけている人の割合がわかる
- 家計簿を面倒だと感じる理由がわかる
- 家計簿を続けるコツがわかる
家計簿をつけている人の割合は37.4%
株式会社PFUが20~40代を対象に調査したところ、家計簿をつけている人の割合は37.4%だったそうです。
また、過去に家計簿をつけていた人も合計すると、約8割になると結果が出ています。
引用:株式会社PFU
上記の結果から見ても、家計簿をつけている人や過去につけていた人の割合は多く、お金に関する関心は高い傾向にあることや家計簿で節約に取り組もうと考える人は多いと考えられます。
ただ、家計簿を過去につけていたがやめてしまった人の割合は44.6%になるため、家計簿をつけて節約しようとしたものの家計簿が面倒くさくなり途中でやめてしまう人が多いこともわかります。
家計簿をつけるのが面倒くさくなる理由
家計簿が続かなくなってしまうのは、つけるのが面倒、つけても節約効果を感じなかったなどが多いです。
家計簿をつけるのが面倒くさくなり、挫折してしまう理由は、主に下記の通りです。
- 家計管理や家計簿をつける目標が決まっていない
- 家計簿を細かくつけすぎてしまう
- レシートが溜まってしまい面倒になる
- 家計簿をつけても節約につながらない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
家計管理や家計簿をつける目標が決まっていない
家計管理の目的や貯金目標などが決まっていないと、どうしても家計簿をつける気持ちが薄れてしまい、続けられなくなってしまうことも多いです。
そして、家計管理の目標は各ご家庭によって、下記のように様々なものがあります。
- 子供の学費を貯める
- 老後費用を貯める
- 障害のある子が住めるグループホームを経営する
- 親亡き後の生活に必要なお金を用意する
- マイホームを購入する
- 家族旅行に行く
家計簿をつけるのは、上記の目標を達成するためのはずです。
家計簿を続けたいのであれば、絶対に続けなければいけない理由や達成したい目標を設定しましょう。
ひとりよがりの目標ではなく、自分の家族に合った目標を設定するのがおすすめです!
家計簿を細かくつけすぎてしまう
家計簿をつけるのが面倒くさくなる理由のひとつは、細かくつけすぎてしまうからです。
「づんの家計簿」などが流行ったときに、インスタ映えする細かい家計簿をつけていた人も多いのではないでしょうか?
私も以前続けていたことがありましたが、今ではざっくり家計簿に切り替えています
また、家計簿を細かくつけすぎると手間が増えるだけでなく「この支出は何費にしよう」と分類が難しくなってしまうのもデメリットです。
- 外食は食費?レジャー費?
- 帰省費用は旅行費用?交際費?
- ホームセンターでお水やトイレットペーパーをまとめ買いしたけど、買ったものごとに食費や日用品費など集計すべき?
- クレジットカード払いは、いつ家計簿につけるべき?
こんな風に家計簿をつけていて発生する疑問一つひとつが、家計簿をつける手を止めてしまいます。
なお、上記のルールに関しての正解はありません!
大切なのは、各ご家庭でルールを決めることと一度決めたルールに次回以降も従うことです。
最初のうちは、各ご家庭の家計簿ルールを設定するだけでも大変なので、多少まちがってもOK、つけるだけでえらい!くらいのハードル低めの気持ちでいましょう。
レシートが溜まってしまい面倒になる
財布の中がレシートだらけになってしまうと、財布も使いにくいし「家計簿つけなきゃ……」とおっくうな気持ちになります。
私も昨年くらいから長財布ではなく、二つ折りの小さい財布にしたので、すぐにレシートで財布がパンパンになります。
「それが難しいんだよ!」という声が聞こえてきそうですが……
他には、下記の方法を採用すれば、財布がレシートでパンパンになることや家計簿をつける前に誤ってレシートを捨ててしまう事態を防げます。
- レシート置き場を作っておく
- 週1回など家計簿をつける時間を決める
私も毎週月曜日に家計簿をつけています!
ちなみに、私はズボラ+それほど買い物しない引きこもりなので、月曜になるまでは財布にレシートを溜め続けています。
家計簿をつけても節約につながらない
家計簿をせっかくつけていたのに節約につながらない、むしろ「こんなにお金使っていたの!?」と辛い事実が浮き彫りになり、挫折してしまう人も多いです。
家計簿をつけ始めた途端、突発の支出が発生し、赤字になるのは悲しいですよね……
家計簿をつけたのに赤字になってしまう、節約がうまくいかないのは、模試で悪い成績を取ってしまうのに似ている気がします。
- これまでの努力を全否定される
- 見たくない現実を突きつけられる
- 理想と現実のギャップをまざまざと見せつけられる
勉強していなくて結果が芳しくない模試を「受けたくない」「バックれたい」と思うのと同じで、赤字になることがわかっている家計簿をつけたくない気持ちもわかります。
いわば、入試に該当するのは日々の支出や人生の節目で大きなお金を使うときです!
模試も間違えた問題や今後の対策など役に立つ情報がつまっているように、毎日コツコツ続けた家計簿も家計管理改善に向けた自分だけのお宝情報がつまっています。
これから節約する!今は情報集め!と割り切って家計簿をつけるのも、おすすめです
家計簿を続ける7つのコツ
家計簿を続けるためには、お気に入りの家計簿や文房具を使用する、家計管理の目標を決めるなどの工夫をしましょう。
家計簿を続けるコツは、主に下記の通りです。
- 家計管理や貯金の目標を決める
- 自分に合う家計簿を見つける
- お気に入りの文房具を使う
- 完璧に家計簿をつけようとしない
- 家計簿を自分なりにカスタマイズしていく
- 家計簿と好きな時間・ことを組み合わせる
- 家計簿を見直す習慣を作る
それぞれ詳しく見ていきましょう。
家計管理や貯金の目標を決める
本記事で解説したように、家計簿をつけることは目的・ゴールではありません。
家計簿をつけることは、あくまでも家計管理の手段です
そのため、家計簿を続けるだけの動機付けをしっかりしていないと、面倒くさくなり続かなくなってしまいます。
家計簿を続けたいのであれば、その先に家計管理の目標や目標貯金額がぼんやりとでもあるはずです。
家計管理や貯金の目標がぼんやりとしているのであれば、いつまでにいくら必要か整理して目標の解像度を上げていきましょう!
自分に合う家計簿を見つける
自分に合わない家計簿を使っていると、つけるのが面倒になり挫折してしまいます。
家計簿は書店や文具店、100円ショップなど様々な場所で販売されています。
私は市販されている家計簿の中身を確認するのが好きなのですが、大体下記の種類に分かれています。
- カレンダー型(その日使ったお金をメモする)
- 費目型(支出を費目に分け集計していく)
- 合体型(カレンダー型+費目型が合わさっていて、毎日使ったお金をメモすると共に、費目ごとに集計していく)
上記のうち、カレンダー型と合体型は家計簿をつける頻度が高いため、家計簿初心者は続けにくいです。
他にも、週に1度まとめ買いをしていて、それ以外の日はほとんど買い物をしないといった生活スタイルの場合も、カレンダー型である必要性は薄いです。
市販の家計簿を使用するのであれば、費目型が書く量が少ないため挫折しにくいでしょう
ただし、費目型は「この支出は何費にすればいいかな?」と悩んだ瞬間、面倒くさくなるので悩んだ支出を何費にするかルールを決めていく必要があります。
ちなみに、私は無印の「ノート・マンスリー」でカレンダー型の家計簿をつけています
上記のように、買い物をした日に費目ごとに記録しています。
月に1度は費目ごとの費用を集計しているため、カレンダー型+費目型の合体型ともいえるかもしれません。
お気に入りの文房具を使う
家計簿を楽しくつけるなら、道具選びにこだわるべきです。
見た目も色味も書き味も好みの文房具を見つけると「早く家計簿書きたい」「このペン使いたい」とすら思います。
家計簿に使う文房具なんてボールペンだけでしょ?と思われがちですが、私は下記の文房具を使用しています。
- ボールペン(黒だけでなく、青や赤も)
- マーカーペン
- 定規
- 電卓
- ルーズリーフ
私は上記に落ち着いていますが、お気に入りのシールを使うのも良さそうです。
一時期、カレンダー型の家計簿でお金を使わなかった日(ノーマネーデー)にシールを貼るのが流行りましたよね
完璧に家計簿をつけようとしない
家計簿を続けるためには、最初から完璧を目指さないようにしましょう。
何度も言ってしまいますが、家計簿をつける目的は「きれいに完璧な家計簿を作る」ことではなく、家計管理をするために収入や支出を記録することです。
極端な話、今まで家計簿をつけてこなかった人が家計簿をつけたら、内容が荒くても今までよりは収入や支出の管理ができているのではないでしょうか。
今まで食品いくらかかるかすらわかっていなかった人が、食費は〇万円代かかっているとわかるようになりますよね
最初のうちは、レシートを誤って捨ててしまったり、費目やクレジットカード払いなどのルール決めが必要だったりで上手くいかないことも多いはずです。
それでも「来月から気をつければいいか」「次からはこのルールで統一していこう」と考えていけば、いつかは自分に合う家計簿をつけられるようになります。
家計簿を自分なりにカスタマイズしていく
市販の家計簿を使っていて「使いにくい」「自分に合わない」と感じた場合は、どんどんカスタマイズしていきましょう。
例えば、家計簿の費目に「衣服費」があるけれど、そんなに毎月服買わないな……ってご家庭は他の費目とまとめてもOKです。
我が家では、食費以外はすべて雑費にしています
他にも、大人と子供の衣服費を分けたいなら費目を追加して「大人衣服費」「子供衣服費」としたってOKです。
他にも、家族の年齢をまとめたライフプラン表を家計簿にはさんでおく、銀行口座リストをメモ欄に書いておくなどの使い方も良いですね。
「家計簿と一緒にあったら便利だな」って情報をすべてひとまとめにしておくことをおすすめします!
家計簿と好きな時間・ことを組み合わせる
家事や育児、仕事で疲れ果ててしまい、家計簿をつける余力がない場合は、好きな時間や好きなことを家計簿と組み合わせてみるのはいかがでしょうか。
例えば、私は家計簿をつける際にながら見できるアニメやバラエティ番組の録画を観るようにしています。
映画も好きですが、映画は集中したいので家計簿とは合わないです……
他にも、家計簿をつけるときに自分の好きなカップで好きなお茶を用意しておくのもテンションが上がります
他にも、下記のように好きなことを組み合わせれば、家計簿をつける時間=楽しみな時間となるはずです。
- 家計簿をつけるときに好きな音楽、映像を流す
- 家計簿をお気に入りのカフェでつける
- 家計簿をつけて節約できたら、その一部をご褒美に回す
家計簿を見直す習慣を作る
家計簿をつけているにもかかわらず節約効果が見込めないと、途端に面倒くさくなってやめたくなってしまうものです。
ただ、誤解されがちですが、家計簿をつける行為だけでは節約することはできません
家計簿はあくまでも、すでに使ってしまったお金を記録することなので、そこから分析や今後のお金の使い方を見直さないと節約には結び付きません。
家計簿をせっかくつけたのなら、定期的に見直し、下記について考えてみましょう。
- 直近1週間や1ヶ月で無駄遣いをしてしまったか
- 無駄遣いをしていた場合、どんなシチュエーションでしてしまったか(リサーチ不足、疲れていたときの衝動買いなど)
- 毎月のやりくり費ではなく特別費として積み立てておくべき支出はなかったか
上記について考えれば、次回以降の無駄遣いを減らしやすくなりますし、特別費のリストアップや積立もしやすくなります。
年間特別費については、下記の記事で紹介しているので、あわせてお読みください
家計簿を見直す時間についても、お気に入りのカフェで行う、好きなお菓子やお茶を手元に用意するなどをすると確保しやすくなりますよ!
家計簿がどうしても続かない人向け!家計簿以外の管理方法
手書きの家計簿がどうしても続かない、何度挑戦しても挫折してしまうのであれば、先取り貯金や封筒で予算管理するなど家計簿以外の手段に頼るのもおすすめです。
家計簿以外の家計管理方法は、主に下記の通りです。
- 先取り貯金する
- 給料が振り込まれたら予算別に封筒管理する
- クレジットカード・キャッシュレス決済を活用する
- 家計簿アプリ・エクセル家計簿を活用する
それぞれ詳しく解説していきます。
先取り貯金する
先取り貯金をしてしまえば、残りの金額=使い切ってOKとも考えられるので、家計簿で細かく支出を記録する必要がなくなります。
先取り貯金額を決める方法は、下記の2つがおすすめです。
- 必要な貯金額をあらかじめ考え、逆算する
- 毎月の生活費に必要な金額を計算し、余る分を先取り貯金に回す
前者の方法で行う場合、目標積立額通りの先取り貯金をして、やりくり費が不足しないかの確認は必要です。
私も若いときに経験あるのですが、目標貯金額から先取り貯金を計算したら、やりくり費が1ヶ月2万円とかになり破綻したことがあります……
後者の方法で行う場合、そもそも1ヶ月いくらで生活できるかを把握しておく必要があるため、1ヶ月など期限を決めて家計簿をつけることをおすすめします。
どうしても家計簿をつけるのが嫌なら、すべて1枚のクレジットカード払いにして明細を確認するでもOKです!
給料が振り込まれたら予算別に封筒管理する
過去に家計簿をつけていて、食費に〇万円、家賃に〇万円などご家庭の予算がある程度わかっているなら、予算別の封筒管理もおすすめです。
予算ごとの支払いは封筒の中のお金から行えば良いため、家計簿を細かくつけて費目ごとの支出を計算する必要がありません。
ただし、予算設定をするには事前にご家庭の支出状況をある程度把握しておく必要がありますし、封筒管理するとクレジットカード払いやキャッシュレス決済のときに手間が増える点にはご注意ください。
現金以外で払ったときには、封筒のお金を再度、引き落とし先の銀行口座に入金する手間がかかります
他にも、ドラッグストアやホームセンターなどで、食品と日用品など複数の費目の品物を購入したとき、封筒の管理が非常に面倒になるのもデメリットといえるでしょう。
クレジットカード・キャッシュレス決済を活用する
クレジットカードやキャッシュレス決済を活用すれば、明細が家計簿と同じ機能を果たすようになるため、自分でつける必要はなくなります。
クレジットカードなどのポイントが貯まるのも、嬉しいですよね
私も以前はネットショッピング以外ではクレジットカードを使うことが少なかったのですが、最近は小さい財布に切り替えたためクレジットカード払いが中心になっています。
現金使わないって便利だよなぁ、と日々感じています
残高不足のせいで引き落としされないのは困りますし、夫婦でそれぞれ別のカードを使っていて使用状況を管理しにくくなるのもよくありません。
- 家族カードを活用する
- 利用するクレジットカードやキャッシュレス決済の数を絞る
- 給料の振り込み先口座とクレジットカードの引き落とし口座を一緒にしておく
必要に応じて、上記の対策を取るのが良いでしょう。
家計簿アプリ・エクセル家計簿を活用する
手書きの家計簿をつけるのが続かない、面倒なのであれば、デジタル家計簿を利用してみてはいかがでしょうか。
家計簿アプリの中には、レシートの写真を撮影すれば家計簿を入力してくれるものもあります。
- レシート撮影からの自動入力
- 収支の自動計算・グラフの自動作成
- 銀行口座の残高やクレジットカード使用状況の一元管理
上記の機能を備えている家計簿アプリも多いので、利便性重視の人や入力の手間を減らしたい方は利用をおすすめします。
「マネーフォワードME」や「Zaim」は利用者数も多く、無料で始められるのでおすすめです!
【まとめ】自分に合う家計簿を見つけましょう!
家計簿は家計を管理、分析しやすくするツールなので、家計管理や節約を行うにあたり必ずしも必要なものではありません。
とはいえ、これまで家計簿をつけてこなかった人やずっと前につけていた人は、自分が1ヶ月いくらで生活できるのか、どんなことにお金を使っているのか把握するために家計簿をつけてみるのが良いでしょう。
家計簿を続けるためには、ハードルをとにかく下げて「多少間違っていてもOK」「費目は自分なりのルールで良い」と考えることが大切です。
それでも残念ながら家計簿が続かない場合は、クレジットカード1枚に支払いをまとめる、アプリやデジタル家計簿を利用して手間を減らすのもおすすめです。
この記事を読んだ人が1人でも多く、自分に合う家計簿や家計管理方法を見つけられることを願っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!